| 2016年09月04日(日) |
骨折日記��(8月前半） |
労災とスポーツ保険の書類に書くために骨折の治療の経過
2016.8.1
整形外科で術後２回目の診察。
消毒と包帯を替えるだけだった。
親指、人差し指、中指はだいぶ戻ってきたけど、薬指はまだ違和感があると言うと「小指がひっぱっとるんやな。」と言われた。
「これが立っていると、痛いからな。」と言って、今回もワイヤーの角度を変えてねかせていただいたけれど、めっちゃ痛くて、
その後20分位激痛が続いた。
「これは痛いと思いますよ。」と言われたので「手が敏感になってしまってちょっとでも何かが触れると、固まって痛くなります。」と言った。
「抜いたら痛いの無くなりますか？」と訊いたら「抜いたらなくなる。」と言われた。次は４日。
夜、包帯を濡らしてしまったので取ってみたら、手が全体的に前よりも腫れていた。手の甲、関節の皺が薄くなっている。
2016.8.2
きょうはお茶を飲んだら、手がパンパンに張り痛くなるものの、9時21分現在激痛は来ない。
こんな時間まで激痛が来ないのは初めて。
張りと強いしびれはずっとある。
ずっと37.3℃から37.9℃位の発熱が続いていたが、やっと36.98℃とぎりぎり平熱になった。
買い物も大変。
痛いので少ししか買い物をしてないのに、左腕に軽い荷物袋を掛けると激痛。まだ腕も使えない。
痛いせいか怖い夢を３連発で見る。
2016.8.3
病院から休業補償の書類ができたと連絡あり取りに行った。
左小指中手骨骨折 療養の現況 継続中
2016.8.4
整形外科で術後３回目の診察。
日焼け防止のため、長袖を着たいが手が敏感になり、痛くて袖に手が通せない。仕方なく半袖で行く。
治療は前回と同じ消毒と包帯替え。「痛いです。」というと「痛くても動かさないと動かなくなるよ。」と言われた。
午後発熱37.5℃。
ボルタレンを飲んでも痛いが、四六時中ではなくなった。寝るときは重くて痛くてどこに手を置いたらいいのかわからない。
左上肢手首から先、とにかくしびれて熱くずっしりと重い。
2016.8.5
親指、人差し指、中指はまあまあ動くようになった。洗濯物を取り込むくらいならできる。
薬指は全然だめだ。ほとんど動かない。
小指はワイヤーが刺さっているので動かないのは仕方ないので、先だけ動かそうとしたら、一番先の曲がる部分の皺のところが、
ずっと同じ角度で曲がっていたせいか、あかぎれの様になっていて、皮膚がひきつっている。
無理に伸ばしたら、割れて血が出そうだ。綿棒で薬を塗ってみた。
もう、ひと月近く左手はきちんとは洗えてない。ウエットティッシュや手の消毒薬で拭いたり、指だけこすり洗いしている。
指と手のひらの皮膚がこちこちに硬くなって、いらない角質というか普通なら垢になって落ちてしまう皮膚が落ちずに留まっているようだ。
悪臭はない。
きょう、買い物していたら、右手に包帯を巻いて高く挙げている人がいた。
ああ、私と同じような骨折だなあ、気の毒。と思った。
2016.8.6
昨夜は手が痛くて眠れなかった。
座っていると手がカチカチになり、しびれる。そのたびに拳上。
私はコンタクトレンズを左手で入れるため、左目のコンタクトレンズをいれるのが昨日まで難しかったが、きょうはうまくいった。
外でもしょっちゅう拳上しているので変な人と思われていることだろう。
午後からバスで買い物に行く。バスでポケモンGOをやったら、面白かった。今は手が痛いのでなんの楽しみもない。
食べると手が張って痛くなるので、食欲も全くない。音楽や読書も手が痛いのが気になり、続かない。
今年ポケモンGOが流行ってよかった。しかも無料なので良かった。有料ならやらない。
自転車もペダルが握れなくて乗れない。どこへ行くのも徒歩なので、ポケモンGOのおかげで歩くのが苦でなくなった。
きょうは午後から小指の外側から剣山あてられているかのようなチクチク痛みが続く。
包帯をとってみても何が刺激しているのかわからない。
2016.8.8
整形外科受診。
消毒と包帯替え。いつもほど痛くなかった。
先生「痛いでしょ。これからリハビリが痛いですよ。」
私「ちょっと触っただけでチクチクします。明後日抜くので抜いたら楽になりますか？」
先生「抜いたらもう来なくていいですよ。」とのことでこちらの病院は終了。
2016.8.10
ついに抜釘。
Hand20のアンケートに答えるが、前回とほぼ同じような感じで何も進歩せず日々の生活もままならぬ情けない回答。
診察前にレントゲンを撮る。あまり手が開かない。
診察に呼ばれる。
さっき撮ったレントゲンが映してある。
２本のワイヤーが突き刺さっているのがはっきりと映っている。
一人の看護師さんが腕を抑え、もう一人の看護師さんが右側から抱きつくように押さえてくれる。
かさぶたをカリカリし始め痛い。恐怖。
先生「ラジペン取って。」
看護師さんがラジペンを渡す。
一気に引き抜くのがわかる。思わず「んーー。」と声が出る。
抱きついている看護師さんが「はい、はい。」となだめてなでてくれる。
埋もれていた向こう側のが抜けたようだが、見えない。
先生がもうひとつの飛び出ている方のピンを見ている。
私は抜く瞬間を見たかったので、ラジペンでピンに触れるところまでは見たが、痛くて怖くて目をつぶってしまう。
一気に引き抜いた感触がきた。今度は声を出さず我慢する。
看護師さんがガーゼを傷口にあてるのが見える。
ガーゼをテープで貼る。
痛みの余韻があり、興奮というか放心状態。
その後、再びレントゲンを撮る。
帰りに買い物をしたが、どの程度のものをもっていいのかわからない。
ひと月以上片手生活をしていたので、変に片手の生活に慣れている。
キーボードを打つのも左の指はとても敏感で、手首の少し上がひねったときの様に痛くなる。
ずっとそうだが、手のひらを下に向ける（手の甲を上に向ける）のが
手のひらを上に向けていることが多かったからか、手のひらを下に向けると痛い。張ってきてしびれる。
手のひらを左にひねるのが痛い。痺れて熱くなってくる。
夜、うなぎを食べに行った。外食も久しぶり。丼が持てるかどうかわからない。
前は何でも食べると食べている最中から手がパンパンに張っていたが、少ししか張らなくなった。
手に網でもかかっているかのようなこそばい感じと痺れがある。
硬いものが入っていた拘束感はなくなったが、柔らかくひもかなんかが巻き付いているような感じで
こそばくて痺れていて触ると軽い痛みを感じる。座っていると張ってくるが前のようなパンパンではない。
激痛は無くなった。
垢が出るかと思っていたが、約ひと月包帯で覆われていた手のひら下部、小指は皮が分厚くなったような感じで硬い。
引っ掻くと分厚い皮がむけてくる。
手のひら下部は水で洗ってみたが皮が三枚位むけたような感じだ。
悪臭はなく、包帯の布の匂いと自分の掌の匂いが混じった匂いだ。
手術直後にも匂いを嗅いでみたが同じ匂いで臭くはない。
薬指と小指の間が開いていて隙間ができている。ピンが打ってあったからだろう。
2016.08.11
きょうも柔らかく毛糸が巻き付いて引っ張られているような感じ。少し張って触ると痺れる。
軽いものから持ってみようとスマホを持ってみたら持つことができる。
小指なしの四本の指で。
もう小指にはピンが入ってないのにピンが硬直するような感じがして小指がピッとしびれる。
でも、昨日まで小指側面にあった皮の中に入ってしまっているピンに、少しでも触れると剣山をあてられたかのように
痛かったことから解放されて楽になった。
しかし、座っていたり、長く手を下向けているとパンパンカチカチで痛い。
ものすごく締まってきて中指と薬指の間が痛い。
包帯を巻いていたときは包帯が締まってきて痛いと思い込んでいたが、包帯がきついのではなかった。
パンパンに張って締め付けられて痛くなっていたとわかった。
激痛がなくなったので楽だが、その他はあまり変わらず痛みはまだまだたっぷりある。
この一か月間、痛みと絶望的な気持ちでいっぱいだったので気分転換のつもりで、沙織と美容院へ行きカットとマニキュアをする。
クロスをかけるときや移動するのが普通に元気な人のスピードについていけなくて怖い。
クロスが手に引っかかったり、移動の時ころんだり手を何かにぶつけたりしないか気になる。
マッサージもちょっと怖かった。
夜、ついに絆創膏を取ってお風呂に入る。
垢と言うより皮がボロボロむける感じ。
小指の手のひら側と根本、薬指の手のひら側はむけてはお湯で流しを18回やってツルツルになった。
18枚皮がむけたような感じ。
毎日お風呂で垢がでるのだから、27日間洗わず包帯をしていたのだからそんなものだろう。
この一か月不便だったこと
�［鼠�がほとんどできなかった。包丁が使えない。左手が洗えないため不潔で使えなかったのですべて料理はさみで切った。
�∈睇曚�ら細かいお金を出すのが苦痛だったので、ほとんどWAONカードを使っていた。
��左手で茶碗が持てない為、お皿とスプーンしか使えなかった。
�な匱蠅妊好肇奪�ングをはくのが難しい。
�ゥ僖愁灰鵑鯤匱蠅蚤任弔里�面倒だった。
良いことは一個もなかった。
2016.08.12
リハビリ２日目
前回と同じ理学療法士の先生。私を担当していただけるようだ。
7月20日に説明を受けた切りだったので、「久しぶりですね。○○さん。」と言われる。
大きい部屋に色んな器具や台が置いてあって、それぞれ運動をしたり、先生に指導していただいたり、マッサージしていただいたりしている。
私は普通の机のる部屋へ呼ばれた。
すでに二人の患者さんがいて、それぞれの先生から指導を受けておられた。
私は早速色々質問
私「どの程度動かしていいのかわからないんです。」
先生「しっかりマッサージしていいですよ。腫れたりしたら止めたらいいです。」
私「仕事は休んでいるのですが、私は学童で働いているので、子供がいきなり手をつないで引っ張ったり、いきなりボールを投げたりしてくるし、
怖いんです。自分のペースでできる仕事ではないので…。」
先生「それは怖いですね。」
雑談の後、マッサージが始まる。
むくみをとるために指から心臓に向けてのマッサージ。少し痛いが我慢でないほどじゃない。
先生「むくんでますね。」
私「朝はこれほどじゃなかったのですが、ここへ来てからすごくむくんできて…。」
先生「手を下向けて歩いてきたから、よけいむくみますよね。
寝るときはどうしてますか？左肩の下と左手の下にバスタイルを置いたらいいですよ。」
私「手の下には置いてますが、肩の下も置いた方がいいんですね。」
次は指の間の肉を指圧みたいに押す。
「小指の隣はちょっと弱めで押します。」
これもそれほど痛くはない。
次は指一本一本強く折り曲げる。むくんでいるためなかなか曲がらない。
マッサージをたっぷりした後、思い切りグーとパーを20回。
グーもパーも半分くらいしかできない。
指ひらき20回。これもあやとりの糸がかかったかのようにあまり開かず半分か６割位。
手首を前と後ろへ倒す運動20回。
グーとパーの状態のすべての指の可動域計測で終了。
来週から週２回通うことになった。
今まで一か月間が激痛の日々だったせいかリハビリはあまり痛くなかった。
家でやる自主リハビリ
�〇慇茲�ら腕にかけてのマッサージ。指の間も。
�▲亜璽僉璽亜璽僉嫉悗劼蕕� 小指もしっかり連れてくる。
��手首の運動
2016.08.13
昨日、肩の下と左手の下にバスタオルを置いた方がむくまなくて良いと言われたので、そのようにしたが痛くて眠れなかった。
抜釘の時は緊張したなあと早くも懐かしい。
手が痛くて腫れ上がって何もできない。骨折がこんなに痛いなんて、しかも何か月も痛みが続くなんて知らなかった。
仕事はどうしたらいいんだろう。
一番いいのはこんな風に休んで暇な時間を作るより、忙しい日々に戻るのが良いのだろう。
でも、手が痛くては子供と手をつないだり、ボールを投げたりできなくて、話にならない。
2016.08.14
お墓参りに行ったが、手がまっすぐにならないので合掌できない。
手を合わせられない。
まだ、両手で顔を洗うこともできない。
車で居眠りをして、ひざに置いた手の力が抜けて小指に手の重量がかかると痛くて目が覚める。
2016.08.15
お盆。
自分の子供の位牌に手を合わせたいが、手が伸びず合掌できない。情けない。
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