2008年02月09日(土) |
『SPOILS』 上杉昇 2006.12.6 |
なんで上杉昇がカバーアルバムなんて作ったのだろうかと思ったけど、私にとって彼の最大の魅力は声である。 だから、WANDS時代の名曲「SAME SIDE」も収録されているこのアルバムを聴いてみた。 全曲カバーだけど、ハード・ロックからカントリー・ミュージックのような曲まで見事に自分のものにしている。 WANDSの「SAME SIDE」「寂しさは秋の色」は、あまり壊さずに歌っている。 やっぱり、いい声だと思う。 ハードな曲も歌えるし、ギターの弾き語りのような「PATIENCE」も素晴らしい。 なんといっても驚いたのは中島みゆきの「世情」だ。 どうしてこの歌を歌ったのだろう。 私はこの歌別に好きでもなんでもなかったけど、この上杉が歌う「世情」には感電しまった。 上杉昇、好きです。もっと活躍してほしい。 だから、もっと売れるようになんとかしてほしい。 WANDSの頃からそう思っていたけど、変に威張ったり、孤高の人みたいにせずにもっと売れてほしい。 いい声しているし、才能を開花させてほしい。 これはいいアルバムだから。
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