2007年05月25日(金) |
「SONGS 工藤静香」 2007.5.23 |
「SONGS」の工藤静香。久々に見る工藤静香はゴージャス静香だった。 1曲目の「慟哭」は正直なところパワーが落ちたかな?と思った。 次に秋元康さんとの対談でおにゃん子クラブやデビュー曲を作ったころの話をしていた。秋元氏はあのころの工藤静香は群れをなさず、一人で行動していて、でもそんな私を解る人には解るようにテレパシーを送っているんだという感じがしていたので、それを「禁断のテレパシー」という歌詞に込めたそうだ。 こういう昔話っていいなあと思った。あのころは良かったなあじゃなくて、当時のことを冷静にこうだったからこう思ったからこの作品ができあがったというお話だった。 次はヒットメドレー「禁断のテレパシー」を歌い位置を変えて「FU-JI-TSU」「嵐の素顔」「黄砂に吹かれて」「MUGO・ん…色っぽい」。 このヒットメドレーはパワー全開で素晴らしい歌唱力だった。 工藤静香ってこんなにも歌が上手かったんだと感動した。 私は1989年に一度だけ四日市市で工藤静香のコンサートを見たけれど、そのころはアイドル静香を見に行った感じだった。 その時の静香ちゃんはお客さんの声にいちいち返事をしてくれて、気さくで楽しい人だった。
これらのヒット曲をもう一度聴いてやっと歌詞の意味が理解できたような気がする。 あの頃は深く聞いてなかったから、かっこいいなあとしか思ってなかった。 でも、深い深い意味があったんだ。 「嵐の素顔」の「空が落ちればいいの」なんてフレーズはやけになって悔しい気持ちそのまんまだ。 「MUGO・ん…色っぽい」も微妙なニュアンスをうまく歌っている。 いい歌だったんだなあと改めて思う。 静香ちゃんはあいかわらず細いけど、やっぱりかっこいいし、ドレスも細いジーンズも似合ってた。 ロングヘアもきれいだし、子育てを語る静香ちゃんを見ていると人生そのものがゴージャスなんだなあと思った。 子育てにおいて「子供たちがもしも歌手になりたいといったら仕方ないけど、今は他のことに興味を向けてほしいし、なんでもいいから悔いのないようにやらせてあげたい。」と言っていた。 私も全く同感。 秋元さんとの話も深くて30分の短い番組なのに内容が濃くて良かった。
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