26年も前のアルバムなのにぜんぜん古くない。大貫妙子のクリアな声と坂本龍一、前田憲男の洗練されたアレンジ。YMOのタイトなプレイ。「アヴァンチュリエール」だけは私の趣味ではないが、他の曲はそれぞれに違う国へ連れて行ってくれたり、外国の地下鉄に海に、そしてレーシング場を見せてくれたりもする。決してほわんと暖かい曲でもないのに、なぜだか心に春がくる。