2005年04月16日(土) |
「YOSUI TRIBUTE」 |
井上陽水トリュビュートアルバム。 陽水の曲、詞はただでさえバラエティに富んでいるので、14組のアーティストが歌うとどうなるのかなと興味があった。 すごく気に入ったのとそうでもなかったのと極端だったけど、通して聴くと曲の良さで結局は良かったと思える。 一番好きなのは布袋さんの「東へ西へ」。 この曲はただでさえダイナミックな曲なのに、布袋さんが歌うとそのギターの迫力と声でもっと迫力がある。 あと、奥田民生の「リバーサイドホテル」のしつこい感じやミスチル桜井さん率いるBank Bandの「限りない欲望」も心の叫びのような歌い方で桜井さんにぴったりな感じがした。 それにしても桜井和寿という人は自身の才能もさることながら、他人の歌をも自分のものにしてしまうという歌い手としての才能もすごいということが改めてわかった。 前に尾崎豊トリュビュートアルバムで歌っていたときも、完全にものにしていると思ったけど、この陽水の曲も陽水から完全に離れて、自分の歌のように歌っている。 あと玉置浩二の「白い一日」はまあ、こういう感じだろうと想像したとおりだったし、清志郎の「少年時代」も想像どおりだった。 一青ようの「ジェラシー」は圧巻だった。この人の歌唱力って意外にすごいなあと思った。ものすごく上手い。 こんなアルバムが出るとは思ってもいなかったので、色んな声で聴く陽水の曲もいいし、あらためて色んなメロディーを持つ人だと思った。
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