私の音楽日記

2004年12月19日(日) 「REVUE」  松原みき 1983.9

6枚目のオリジナルアルバム。

いつものことだけど、これもまた多彩な作家陣で、ホントになんでも
どんなタイプの曲でも歌いこなせる人だ。
しかも松原みきそのものの歌い方で歌いこなせる人だなと
感激しながら聴いていた。

まず、1曲目の「ムーンナイトレビュー」は
いきなりおもちゃ箱をひっくり返したような賑やかさで、
くまもうさぎもねずみもみんないっせいに踊りだすようなイメージの曲。
こういう曲が天真爛漫なみきさんには一番似合っているように思う。
2曲目の「雨のちハレルヤ」も語呂合わせが良くて、
  
 ”雨のち”ハレルヤ”ハロー ”ハレルヤ”
  昨日までがまるで ウソみたい

雨の日の歌なのに、ぜんぜん雨のイメージでなくて、
他の雨の歌とはちょっと違う。

「シャンデリア・ミラージュ」は
タイトルがすでに、松原みきだと思う。
作詞が田口俊さんで作曲が伊藤銀次氏となればまさに
センチメンタルな曲に仕上がるはずだが、
松原みきさんが歌うとそれはただのセンチメンタルに終るわけもない。
きっちとそれだけではないものを聴かせてくれる。

B面はみきさんが作詞、又は作曲編曲された曲が3曲収められていて、
とても落ち着いて歌っているように思える。
「スターダストレイン」「風のフォトグラフ」は林哲司さん作曲で
すごくメロディーがいい。
そのきれいでなめらかなメロディーをみきさんが気持ちよく歌っている。
ラストの「もう一度Fall in Love」はクリスタルキングの田中昌之さんが
ひかえめにデュエットしていて、
あまりに控えめすぎてちょっと物足りなかったりするが、
全体的に落ち着いたいいアルバムだと思う。





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