2004年09月27日(月) |
「水色の季節の風」 西島三重子 1978.6.25 |
西島三重子さんのアルバムの中では最も好きなアルバム。 「水色」とタイトルではうたっているけど、白のイメージが強い。 最初の曲が「白いプロローグ」だからかもしれないが。 ”窓ガラスについた手のひらのむこう どこまでも広がる空へ飛びたい あなたを越えて高く そうよもっと高く
青空というよりも白い空へ飛んでいく紙飛行機のような気がしてしまう。
「リルケの詩集」は景色がそのままで描かれている。
”おぼえてますかあの頃のこと 学生通りの小さな古本屋で 私がいつも立ち読みをしてた ほこりをかぶったリルケの詩集
私はこの歌をきっかけにそれまで立ち読みして買わなかった「リルケ詩集」を買った。
ラストの「水色の季節の風」は水色だけど、限りなく白いあるいは透明な水色。
”ひとりで歩くことは とても不安だけど 今はもう想い出の中の あなたに笑われないように さよならさよなら あなたは走ってゆく 水色の季節の風が吹いて 私の髪がゆれる
「リルケの詩集」「水色の季節の風」は門谷憲二さんの作詞。 あの頃、ケメや泉谷さん、加奈崎さんらにたくさんの名作を書いておられた。 今はどうしておられるのか。
|