私の音楽日記

2004年09月13日(月) 「最愛」  柏原芳恵  1984.10.25


ふと聴きたくなって「最愛」を聴きました。
これは中島みゆきさん作詞、作曲の名曲でみゆきさんも歌っておられますが、
私は芳恵さんの歌のほうが好きです。
あの名曲「春なのに」に少しもひけをとらないまっすぐな歌唱だと思います。
歌詞の内容には少し??疑問があるのですが、これはロマンなんでしょう。
これを聴いているとなぜか船に乗っているような気がしてきます。
船は本当は恐くて乗ることができない私なのに。

当時は心にそれほど残らなかった「アザミ嬢のララバイ」がすごく良くて気に入りました。
程よい軽さと甘さで歌っていると思います。
B面の「片想い」もとてもいいです。感情を込めすぎず、かといってあっさりしすぎずで上手さが光っています。
最後の「六月の花嫁」は谷山浩子さん作詞、作曲の歌ですが、芳恵さんにぴったりの歌です。

芳恵さんはとても歌の上手い歌手なので、全体的に無難に歌っていると思いますが、もっと力強く歌えるはずだと思いました。
はかなく歌うのもいいですが、芳恵さんほどの歌唱力があればもっと、
しっかりと歌えばこのアルバムは光ったのでは…と少し残念です。
でも、いい曲ばかりの名盤です。廃盤にせずにずっと売ってほしいなあ。

今の芳恵さんの歌が聴きたくなりました。


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