私の音楽日記

2004年09月07日(火) 「リベルテ」  岡村孝子  1987.7.5


岡村孝子さんの3枚目のソロアルバムです。
このアルバムには「夢をあきらめないで」が収録されていて、この歌はすべての人への応援歌で、とてもおだやかにやわらかく夢を応援する歌です。

しかし、この曲以外の曲はすべて、将来の自分に不安を感じる悩める若い女性の気持ちを歌ったものばかりです。

中でも私が好きな「電車」では

 ”混み合う電車に押し込まれ ガラスに額をつけたまま
  大きなため息をついたら なお気がめいる”

 ”仕事を始めていたずらに 時間が流れていくけれど
  けじめと名のついた 卒業証書がほしい

多くの若い女性感じる将来への不安や、学生時代と違ってあっという間に過ぎる時間へのあせりが歌われています。

私も当時OLだったので、この歌の言葉ひとつひとつがすべて自分の気持ちにぴったりときました。

岡村さんの歌はとてもおとなしいのですが、実はとても芯の強い頑固な女性の歌が多いです。
恋愛などに惑わされずに、自分の人生を自分の思うように生きていきたいと、控えめながらはっきりと主張する新しい女性の歌だったと思います。

これからもさりげない等身大の歌を歌ってほしいなと思います。


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