林心平の自宅出産日記

2005年03月14日(月) まーちゃんの食事と大誕生パーティーの余韻

 最近、まーちゃんは食後、2回も吐きました。それも、かなり大量でした。

 ぷーちゃんは、赤ちゃんの時からそういうことがしばしばあり、ぼくたちも慣れていました。例えば、おっぱいを息もつかずに一気飲みして噴水のように吐いたり、隠れてバターをかじって吐いたりしていました。
 けれど、まーちゃんは食べ過ぎて吐くようなことはありませんでした。それなのに、2回も吐いたので、体調が悪いのに違いないと思いました。最近、仕事が忙しく、朝早くから夜遅くまで保育園に預けていたのがいけなかったのでしょうか。
 ただ、吐いてしまうとけろっとして、元気に遊んではいました。

 こんなとき、頼りにしている本があります。松田道雄『定本 育児の百科』(岩波書店)です。1人目のぷーちゃんが生まれたばかりの頃、赤ちゃんについて何もわかりませんでした。親が来るわけでもないので、妻と二人で試行錯誤の毎日でした。
 赤ちゃんを沐浴させるとき、耳に水か入ったら中耳炎になってしまうのではないかと、一時期は神経質になっていました。そんなとき、この本の中に、「沐浴時に注意しなければならないことは、火傷をさせないことであり、耳に水が多少入ってもどうということはない」というようなことが書いてあり、ずいぶん気持ちが楽になりました。
 それ以来、困ったときに開くのです。

 さて、今回わかったのは次のようなことです。
・ 3〜4歳の頃は、年間で体重が1.5〜2kgくらいしか増えないのでそれほどご飯を食べない。
・ 吐いて熱がなく、元気に遊んでいる時は、食べすぎただけのことがある。
そう考えると、思い当たる節がありました。まーちゃんは、いつも、食事の前に「おなかすいた」と言って、なにかしらのおやつを食べます。それなのに、ぼくは、「ちゃんとご飯を食べなさい」と言い、時には「そんなにご飯をたべないのなら、おやつはあげません」と怒って泣かせたりもしていました。すると、まーちゃんはしかたなく、食事を口に詰め込んでいました。だから、吐いた原因は「食べさせすぎ」だったのかもしれません。
 最近、子どもたちは病気続きだったので、栄養をつけなければ、と思ってばかりいました。

 すると、ちゃんとおやつについての記述もありました。
「ごはんを食べないくせに、おやつはいくらでも食べますと、母親はいう。だが、ごはんを食べないから、不足するカロリーをおやつの糖分でおぎなうのである。それなら、もっとごはんを食べればいいと思うのは、おとなのかんがえ方である。この年齢の子は、そんなにたくさん、ごはんを食べられないのだ。」
 そうだったのか。おやつは必要なものだったのだ。まーちゃんにまかせていれば、おやつを食べて、ごはんはそこそこ食べて、というふうになっていたでしょう。そして、それがきっと、今のまーちゃんにもっとも適した食事の方法だったのでしょう。
 また、この本に教えられました。

 それからというもの、まーちゃんにまかせるようになりました。まーちゃんはおやつをよく食べ、食事中はずっとおしゃべりをして、その合間にごはんをいくらか食べています。
 でも、今まで、ぼくがさんざんおこってきたせいでしょう。まーちゃんは、おやつをたくさん食べることがいけないことだと思っているようで、「あと1個だけにするからね」と言いながら食べています。ごめんね、まーちゃん。
 でも、ときどき、目を離したすきにバナナを一気に5本食べたりして、驚かせられます。それはそれでよいのでしょうか。悩みは続きます。

 妻は、昨日の大誕生パーティーの余韻のまま1日をすごしていたようで、すこぶる上機嫌でした。今までしたことのない他人のホームページへの書き込みをしたりしました。人見知りで恥ずかしがりやなのに、こんなことをするとは、よっぽど気持ちが前向きになっている証拠です。いいことです。
 昼に電話した時、「余韻がまったく減らない」と言っていました。
 また、その前向きな気分のおかげで楽しいホームページにも出会い、紹介してくれました。
フクダカヨ絵日記です。夜、2人で眺めては、幸福な気持ちになりました。


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