林心平の自宅出産日記

2005年02月27日(日) 機嫌のわるいまーちゃん

 ぷーちゃんは、もうすぐ小学校入学です。保育園も卒園します。しーちゃんは、もうすぐ生まれてきます。しーちゃんのための買い物や部屋の整理に親たちは大忙しです。
 まーちゃんは? まーちゃんは?

 どうもこのところ、まーちゃんの機嫌がわるいのです。朝、起きたとたん不機嫌で、「抱っこして」とぼくのところに来ます。ぼくが抱っこしてあげようとすると、くるりときびすを返して妻のところにかけて行き、」「抱っこしてくれなかったー」と訴えます。万事がそんな調子で、何をしてもされても、文句を言っています。
 はじめは、寝不足のせいかと思っていました。でも、妻は言いました。
「まーちゃんだけ、何もないんじゃないかな。他の子どもたちは忙しくなっているのに、まーちゃんは何もなくて、しかも、ずっと一緒だったのに、保育園からぷーちゃんがいなくなってしまうことが不安なんじゃないかな。まーちゃんも、上のクラスに進級するんだし」

 そうかもしれません。まーちゃんが生まれるとき、ぼくたちは、ぷーちゃんに対して気をつかっていました。不安なんじゃないかな、さみしくなってないかな、と。でも、今、まーちゃんに対しての心配りに欠けていた気がします。日々の忙しさにかまけて、まーちゃんのそばにいてあげなかったように思いました。
 そこで、できるだけ、毎日子どもたちと遊ぶ時間を作ることにしました。保育園から帰ってきて、ご飯を作って食べると、すぐ寝る時間になってしまいます。だから、意識して時間を確保しないと子どもたちに満足感を与えられなくなってしまいます。
 
 それから、今日、日曜日の夕方から、バスに乗ってプールに行こうと、妻が提案しました。どうしても手に通す浮き輪がほしいというまーちゃんの願いもかなえてあげ、温水プールで遊び、帰りにはインド人のカレー屋さんで辛くないカレーを食べました。
 子ども好きのインド人がまーちゃんにいろいろ話しかけてくれ、まーちゃんもそれにいっしょうけんめい答え、ぷーちゃんと一緒に店内のブランコにも乗せてもらいました。
「また、温泉とカレー屋さん行こうね」とまーちゃんは言い、カレー屋さんのチラシを何度も眺めていました。そして、ベッドに入った瞬間に眠ってしまいました。


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