林心平の自宅出産日記

2004年10月28日(木) 妊婦の運動と北海道の冬、夫は東京でさまよう

 「読書日記」にも書きましたが、『分娩台よ、さようなら』の中で再三書かれていた安産対策として、1日3時間の散歩が提案されていました。しかし、折りしも北海道は冬を迎えようとしています。昨日は初雪がけっこう降りました。
 冬になると、雪が積もって道路は凍るのです。道産子ならば、妊婦さんであっても、氷の上をすいすいっと歩いてしまうのかもしれませんが、妻は四国出身なのでした。転ぶのが恐くて、冬は散歩どころではありません。
 しかしだからと言って、運動が必要なことには変わりなく、何か、外の散歩に代わるものを考えなければなりません。そこで、以前から導入を検討していた『通販生活』の「室内自転車こぎ器」がほしくなりました。液晶画面がついており、消費カロリーなども計算してくれるものです。
 ただ、問題が1つありました。もう、予算があまりないのです。『通販生活』には中古品を扱うリサイクルショップがあるのですが、通信販売はしていません。東京の店舗に行かないと買えないのです。中古品だから、自分の目で確認してもらってからでないと、売れないということなのです。
 でも、健康器具なんて、いかにもリサイクルされていそうでした。
 
 以上の話を妻としたのは、ぼくが出張先からかけていた電話でのことでした。そして、その出張先とは、なんと、東京だったのです。1泊2日の行程の1日目に思いついたのが幸いでした。その日の夕方なら時間がとれるので、お店に行ってみることにしました。仕事は5時に終わり、お店の営業は7時まででした。行ったことのないところでしたが、急げば間に合いそうでした。
 仕事が終わって電車を乗り継いで、中野駅に降り立ちました。区役所のそばだと妻に聞いていたので、区役所のほうに向かいました。しかし、区役所がみつかりません。ぼくは、ひどい方向音痴なのです。妻に電話をかけて再度聞こうとしたのですが、妻は犬の散歩中でわからないとのことでした。時計を見ると、6時20分になっていました。ここまで来たのに、何も得られず帰らなければならないのかなと思い始めた矢先、中野区役所にたどりつきました。そこからは、すぐにお店を見つけることができました。
 店の中に入ると入口のすぐ脇に、なんと、「室内自転車こぎ器」が3台もありました。おまけに2階にも2台ありました。読みはあたったのです。
 急に思いついたことだったので、お金もカードも持っていなかったのですが、店員との交渉の結果、特別に通信販売のように振込用紙同封の上、発送してもらえることになりました。
「現品を確認してもらいましたので」と言ってくれたのです。
5年前に買われたものでしたが、あまり使われておらず、値段は新品の1/3ていどでした。
 ああ、よかった。

 はたして、「室内自転車こぎ器」の効果はあるのでしょうか。


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