妻のぜんそくぎみは続いています。特に、朝方が調子が悪く、部屋が乾燥していると、のどがとても痛いそうです。でも、家に帰ると妻は洗濯をしてくれていました。もともと洗濯は主に妻が担当していたことなのですが、つわりが始まってからは、ぼくがやっていました。久しぶりに妻がすっかり、干してあるものをとりこんでたたんで、新しく洗濯して干していてくれたので、とても助かりましたし、何よりも、洗濯できるくらいの元気があったということに嬉しくなりました。 もう、うちでは、朝晩暖房を入れていますが、洗濯を干すことは湿度を保つ上で、とてもよいことです。もっと早く、朝方の乾燥を防ぐために夜、洗濯物を干すようにしたらよかったのですが、いろいろなことが後手後手に回ってしまっており、自分のいたらなさに悲しくなります。
今日は、初めて、職場からの助成によって、人間ドックというものに行きました。なんと、超音波による内臓の検査があって、それは、妊婦のエコーによる検診とまったく同じでした。望んでもいないのに、ベッドに寝かされ、ローションをおなかに塗られ、体の中を探られた、先日の妻のことが少しわかったような気がしました。 検査が全て済んだあと、医師と栄養士によるお話がありました。結果はすべて、以上なしでした。血液検査のたくさんの項目も、すべて正常値の中におさまっていました。栄養士は言いました。 「とてもよい結果です。食事に気をつけていますか」 こう言われ、ぼくは、とても嬉しかったのです。自分が健康だったことももちろん嬉しかったのですが、それよりも、ぼくの作る食事が評価され、それを妻や子どもたちが食べているということが嬉しくなったのです。先日、食事作りについて反省してから気をつけて料理してきたので、そのことを認めてもらえたように思いました。 反省の多い夫の、小さな喜びでした。
妻は「おいしいものを作って」と言い、連日、料理研究家有元葉子氏の出演する「きょうの料理」をぼくに見るようにとすすめます。そう言いながら妻は、眠たくなってしまうこともありますが、ぼくは言われたとおりにまじめに、おいしいものの作り方を学んでいます。
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