知りたくなかった・・・
気づきたくなかった・・・
「似てるな・・・」
ってキミが洩らしたその一言で全てを理解してしまった。
“いなくなってくれればいいのに・・・”
僕はどんどん欲が出て、
醜くなっていく・・・
嫉妬でどうにかなってしまいそう
『後悔』とはよく言ったもんだな。
失った後で、悔しい思いをするなんて・・・
でも、あの時の俺らはあまりにも子供で。
あまりに無力で・・・
先の事なんて考えられなかったんだ。
どうして、キミの事もっと理解してやらなかったんだろう?
俺の前でもあんな可愛い顔して笑ってたかな・・・
もう、失敗は赦されない。
同じ過ちは繰り返さない。
貴方だけは失いたくない・・・
絶対に離さないから・・・
●あとがき●
また暗い話・・・。
春鴬が灰樹と咲灰の過去を知ってしまったお話です。
灰樹は過去の教訓を活かして今度こそ、大事な人を傷付けないと堅く誓ったお話です。
難しくて、ごめんなさい(-_-;)
ご意見、お待ちしております・・・