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素肌で確認できること - 2004年08月28日(土)




今日は彼とデートをしてきました。
正確にはお互いが「いること」を確認しに、行って来ました。

この「いること」は【要ること】でも【居ること】でもあって、
素肌を合わせて、お互いの存在を感じ合うことは今の私たちに大切なことなのです。

以前彼に抱きしめてもらって初めて私は自分が【居る】んだと実感した。
夢のように掻き消えてしまう存在ではなく、
物質としてこの世界に存在するんだと、思い知らされた。

だから、どれだけ押しつぶされても、自分が消え去らないことを確認したくて、
彼にしょっちゅう「ぎゅぅぅ」っとしてもらいます。
とても安心する一方でそれは私と彼という二つの固体が存在していることを示し、
しみじみと人間同士は溶け合ったり、同化したりできない、
個々の存在なんだと思わされる。
だからこそ繋がることに意味が立ち現れるんだと感心してしまう。

今日もその文脈の延長にあったのは確かだった。
でもいつもより、彼が私がいるいこと、自分の腕の中に私がいることを
確認するように抱きしめ、重みをかけ続けていた。

今日、私が消えないことを確認していたのは私ではなく、むしろ彼だったのだ。
そう思い返すと、わずかに切ない。
どうしてでしょう。



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