りえるの日記

2008年10月27日(月) フェリーニ

以前、嫌いだった
フェリーニの映画をよくみている。
「アマルコルド」は何度見ても面白い。
春の訪れを告げる雪のような綿花。
瞬く星のような窓をもつ豪華客船を熱狂的に待つ人々
雪が降り積もった街中での赤いドレス。
映像美も素晴らしいし、人の描写を小馬鹿にした
演出もいい。

フェリーニの関する本を読んでいたら、イタリア人に
フェリーニが好きだと言うと、「カトリックの匂いがするから嫌い」という
回答がかえってくることが多いらしい。
カトリック擁護ではなく、カトリックを軽んじながら、
宗教臭がある。
娼婦、不具者の描き方も、現実的で悲しい中にも、
時々笑いがある。

「フェリーニ、映画を語る」という本を今度、読んでみよう


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