以前、嫌いだった フェリーニの映画をよくみている。 「アマルコルド」は何度見ても面白い。 春の訪れを告げる雪のような綿花。 瞬く星のような窓をもつ豪華客船を熱狂的に待つ人々 雪が降り積もった街中での赤いドレス。 映像美も素晴らしいし、人の描写を小馬鹿にした 演出もいい。
フェリーニの関する本を読んでいたら、イタリア人に フェリーニが好きだと言うと、「カトリックの匂いがするから嫌い」という 回答がかえってくることが多いらしい。 カトリック擁護ではなく、カトリックを軽んじながら、 宗教臭がある。 娼婦、不具者の描き方も、現実的で悲しい中にも、 時々笑いがある。
「フェリーニ、映画を語る」という本を今度、読んでみよう
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