ソレルス「女たち」を読んでる。 膨大な単語が、心地いいリズムとなり、体に 言葉が染み込んでいく。 アクセントとなるセックスも、女性が征服されるというより 快楽を追求している所がいい。 快楽の追求には、サド的貴族趣味が必要となってくると 最近、痛感する。
「心の友」という言葉は、清純な高校生の恋愛の専売特許。 悪徳の毒のヴェールに包まれている私としては、 その言葉に、辟易とする。
生き方に共感したり、過去の不幸を慰めあうような 思い出の舐めあいの関係は、マスターベーション的で これこそ、嘔吐をもよおす。
今、その瞬間をどう感じているか。 後を振り返ってもいいことはない。
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