りえるの日記

2008年06月19日(木) 白秋

夕食。

スペインのカヴァとしいらのオリーブパン粉焼きをメインに。
しいらはさわらに似た感じ。
簡単。シイラに塩コショウして焼き取り出し、
オリーブオイルでにんにくを炒め、
パン粉を2分の1カップいれてカリット焼き、
魚をもう一度中に入れて、できあがり。
香ばしくて美味しい

今日の収穫は、北原白秋の詩。

数ページ読むと、洗練された言葉に私の目は釘付けになる。

白秋の詩に対するコメントが

「詩の香気と品位ということをいつも考える。これを総じて気品といい
気韻というのはそれである。これは巧みて成るものではない。
詩人その人のおのづからな香気と品位とがそのままそれらをその詩に
持ち来すのである。

ここに一輪の白薔薇がある。その白薔薇の香気は既にその葉にも
棘にも枝にも幹にも充満しているのである。

その凡てから押し上げる香気と品位とが、即ちその白薔薇さながらの
気韻を躍動させるのである。」

香気と気品に満ち溢れた言葉であるからこそ、
私は、本屋で金縛りにあったような感じになったのかもしれない。


 < 過去  INDEX  未来 >


りえる [MAIL]

My追加