「宝石」もついでに暗誦
La tres chere etait nue et connaissant mon coeur
最後の一連がいい。
Et la lamp s'etant resignee a mourir comme le foyer seul illuminait la chambre Il inondait de sang cette peau couleur d'ambre
やがてランプが力尽きて死んでしまうと いまは暖炉の火が部屋を照らすばかりとなったので それが焔のため息をつくたびごとに 琥珀いろのこの肌が血の中にひたるのだった
西洋女は衣装を皮膚の一部のように着こなし まるで、蛇が脱皮するかのように艶かしく 一枚、一枚服を脱いでいく
と、谷崎は描写していた。
皮膚のように洋服を着こなす粋。 日本人には欠けている
どっぷりと耽美的な言葉に耽溺し 自分の精神が正常に保たれているのを感じる
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