りえるの日記

2007年06月28日(木) 室生犀星

ロラン・バルトが届く前に、室生犀星を読みたくなり、
「或る少女の死まで」他2編 岩波文庫を買った。
その中の「性に眼覚める頃」の中での、
寺に住む青年がお賽銭を盗む艶かしい女を見た後、 
性欲的な興奮と発作がおこる場面など、心理描写が面白い
美しい女を叱り、贖罪の涙をみたらどんなに心地いいだろう
そして、彼女が悔い改め、自分を慕ってくれたらと想像する。
屈折した愛。そういう気持ちもある。

室生犀星の詩集も読みたくなった。


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