カフカ短編集を読む。読んだ感触は、ディケンズ短編集やポーを読んだ時と同じ。全篇に暗雲がたちこめる。ディケンズの短編は、デイビットコパフィールドとは、正反対の作品。そして並行して、友達の勧めの「黒衣の下の欲望」O嬢の物語の再来が宣伝文句だが、稚拙で品のない猥雑さは、私のジャンルではない。官能的なエロスの知的さが全くみられない。文章にするからには、言葉を大切に選択しないといけないと思う。この本を読みながら、ボードレール「悪の華」を再読しなければと決心する