りえるの日記

2006年12月07日(木) 山猫

「山猫」
映画館で見るのは、なんと2回目。
私の世代では稀な1人だろう。
1回目に比べ、随分と私も成長し、映像、内容とともに楽しめた。
出演者達の姿勢の正しさに惚れ惚れする。
バート・ランカスターの渋く慄然と佇む姿は、
年齢と内面からでる光なのだろう。アラン・ドロンのただ若いだけの
美しさとは、重みが違う。
「冒険者たち」のアラン・ドロンは好きだが、この作品では
品のなさが目立つ。
貴族の館の装飾品の素晴らしさ。
女性の肉体のゴージャスさも忘れてはならない。
豊かな黒髪、はりのある肌、豊満な肉体、魅惑的な黒い瞳。
かしづく人々の忠実だが、滑稽な姿も笑える。

公爵の言葉
「忘れ去られるのが一番の望みだ。」
「官能的な死への快楽」

延々と続く舞踏会に、人生の終焉を感じ
疲れ果てる公爵。
頽廃の表情は、バート・ランカスターはうまい。

ヴィスコンティを見て、ただ長いだけの映画だという人は、
数年後、もう一度試してもらいたい。
どれだけ自分が成長したか分かると思う。


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