小川洋子原作の映画フランス映画らしい作りだ。なんでも標本にしてしまう研究所。楽譜の音、火傷、きのこまで。研究所は、過去に傷を持つ女性と研究所所長の二人。二人の密会場所は、昔、女子寮だった浴場。まるで、教会の回廊の瞑想の場だ。タイルの冷たさを感じながら、二人が絡む。なんともエロティック。そして、もう一つ美しいアイテム。所長がイリスに贈った赤く臙脂色がかった美しい靴。脚にすいつくようだ。靴に束縛され、イリスはもう彼から逃れなくなることを連想される。束縛の快楽。