「わが悲しき娼婦たちの思い出」を読了。 素敵な作品だった。 ラテンの血が流れているから、決して暗くならない所がいい。 続いて、川端「眠れる美女」 川端作品は、最初は、日本文学の格調の高さを感じた。 でも、だんだん、川端の本を読んでいると、くどいなという気持ちが 湧き上がってくる。なんでだろう。 まだ途中だから、最後は印象が変わってくるかな。 両作品も香りからくる記憶や恍惚感の表現が素晴らしい。 少女が発する乳臭い香りというのも分かる。 電車で隣に女子高生が座ると、汗っぽく乳臭いような香りが 時々する。 私は女性だから、その香りを嗅いで、官能的な気分になると いうことはない。 男性だと、自分の記憶の扉をたたくきっかけになり、 過去の女性との思い出に浸るのだろうか。
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