りえるの日記

2004年09月06日(月) ヴェニス

昨日のビオワインのビオをフランス語の辞書で
調べてみると
bioが自然のとか、有機という意味だった。
なるほどね。フランス語そのままなんだ。
知らないと銘柄に思える。

ジャン・コクトー「大股びらき」読了

この作品にもヴェニスの描写があった。

「粉々に砕けた豪華な盛り場の射的小屋、それが昼間のヴェニス。
夜のヴェニスは、安物の宝石で肌身をかざり、浴槽で死んだ恋する
黒ん坊女である」

きらびやかな表舞台と背後の頽廃の香り。
太陽の光できらきら光る水の波も、
その影には、病巣の塊がある。
そして、いつか沈むかもしれない都。
一度、ベニスに訪れたときは、若すぎてここまで感情をもって
散策することができなかった。

もう一度、再読してみよう。
気になる箇所がたくさんある。


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