「アゴが痛くて食べ物が噛めない。晩御飯はお粥にしてくれ」 と、会社にいる主人から電話があったのは月曜日のこと。
それって、ひょっとして、顎関節症とちがう?? ちーずさんのHPにある顎関節症治療日記を読んだ時は 「へぇ〜、こんな病気があるんだー」と他人事と思っていた。
翌日、紹介書を持って口腔外科に行った主人、 案の定「顎関節症」という病名をもらってきた。
とにかく不便だ。 柔らかい物しか口に入らない。 今が旬の大好物の水ナスや瓜の漬物も肉も野菜もみじん切り、 柔らか〜い煮物や魚や玉子が数日続いただけで ガブッとかぶり付くような歯応えのある晩御飯にしたくなる。
私は顎関節症の原因は、過剰なトレーニングのせいだと睨んでいる。 あの重いダンベルを両手に持つのは、50代という年齢にチとハード過ぎる。 きっと自分では気付いてないけど、ダンベルを持ち上げた瞬間、 顎にギギギッと力が入って、奥歯をクッと噛み締めてるんよ。 だから物凄い加重が顎にかかって、結果、アゴ関節がやられたんやわ。 と、私は主張する。
とにかく主人は大のトレーニング好き。 なんだか最近、暇さえあればトレーニングに励んでいる。 「もう歳なんだから、そんな激しいトレーニングは体に毒よ!」 と言えば 「この歳になれば、鍛えなければ筋肉はどんどん衰退する」 と、親切な忠告を無視する。 早朝から夜遅くまで働きずくめの主人に、ちょっとでも休養してほしいと 心から願っているのに。
でも病院から帰ってきて、主人は勝ち誇ったように報告した。
口腔外科の医者は「もっと鍛えなさい。」と言ったそうだ。 歳をとり筋力が弱ってくるから、関節や軟骨がやられるのだと。
そうですか。ではこれからは、顎の筋肉を鍛えるべく、 顔面トレーニングにおおいに励んで下さいな。
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