そよ風


2005年02月28日(月) 怪しい物体の正体は?

「おい! 起きるぞ! 今日はちょっと早目に会社に行く」

時計を見ると、まだ朝の4時過ぎでした。

今日は愛車コペンで初出勤の主人、
きっと嬉しくてワクワクして眠れなかったのね。

調子にのって阪神高速をとばし過ぎないでね、と
今朝はいつもより1時間早く5時前に家を送り出しました。

ほんとうに、ただいまコペンが恋人のような我が主人。

そんな主人が先週金曜日に会社を休んだのは、
てっきりコペンが来る日だからと私は思っていました。

でも、ちがったのです。

「足に変なデキ物ができた。気になるから病院に行く」
と、その朝突然言いました。

えっ? どんな物? 見せてよ。

見た瞬間、スッと血の気のひくのが自分でもわかりました。

外側の太股に今まで見たことのない変な物体が発生していました。
大きさは小指の先くらいでしょうか。
真っ黒いかさぶたが何層にも丸く盛り上がりって
主人の足にくっついてます。

読みかじった知識しかないけれど、「まさか皮膚がん?」
と疑いました。

主人が病院から帰ってくるまでの数時間、
心配でネットでいろいろ調べまくりました。
もちろんエアロはお休みです。

ネットで検索すれば、たいていの疑問は判明すると思いきや、
その怪しい物体の正体、なかなか突き止められません。

ただのイボかな? そうであって欲しい。
でも悪性のものだったら・・・

いろいろな思いや考えが交錯した時間でした。

正直、一人で生きていけるのだろうか・・なんてことまで。

そこにあるのは、自分でも予想外のものすごい不安と寂しさ。

つい先日、主人の両親に向かって
「子供達を親のもとに縛り付けることばかり考えるのはいけない」 
と、えらそうに熱弁したばかりの私です。

ほんとうに自分が一人きりになった時に、
子供達がみんな遠くに離れていても、はたして私は平気だろうか。

「平気よ。私はひとりでも全然苦にならないわ」
と今まで言っていた自信は、脆くも崩れ去った?? かもしれません。

土壇場にならないと、自分のほんとうの気持ちすら、わからないものだ
と、つくづく感じました。

そして、すっかりシオらしくなって、いろいろ反省などしました。


で、結果は「ただのイボ」でした。

今は 「のど元過ぎれば熱さ忘れる」という言葉を実感している私。

あの、しおらしさは何処へ??


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