四年前のちょうど今頃、郵便受けの中に入っていた一枚の葉書、
ギョッ!となったよ。
こんな物を受け取るの、生まれて初めてだったもの。 葉書の裏面いっぱいに、印刷された大きな赤い三文字、
「督促状」
え? 私は何をまだ支払っていないの?
一番下の隅っこに、小さな文字群アリ、
「平成○年度後期授業料がまだ未納です。 このままだと大学を除籍処分になる可能性があります。」という内容。
ウッソー!!
すぐに息子の携帯にメッセージを入れる。 「アンタ、後期の授業料どないしたん? 大学、クビになるって・・・」
ヨヨっと泣き崩れるか、大声で怒るかの選択もあったけれど、 実はそんな余裕もなく、途方にくれた口調になってしまったのが悔しい。
いつも、なかなか連絡をくれない息子も、 さすがに、この時は、すぐに電話を返してきたよ。
予想通り、こちらから息子の通帳に入金した授業料は、 すっかり忘れられて、息子の口座で眠りこけていたらしい。
でもね、もちろん、悪いのはこちらなんだけれどサ、 納付期限の10月末を過ぎた頃に、ちょっと声をかけて欲しかったナ。 「もしもし、授業料納付の期限が過ぎましたよ。 ひょっとして、お忘れではありませんか?」とか。(あまいかな・・)
三ヶ月近く、黙って放っておいて、突然「督促状」だの「除籍処分」だなんて、 そんな・・・ もう、びっくりしたわぁ〜
暫くの間は、郵便配達のお兄さんと顔を合わすのも恥ずかしかったよ。
でも、除籍処分だ〜! なんて驚かされたけれど、 いまだに我が息子は大学(院)にいるよ。
ああ、早く、生活費の仕送りと授業料から解放されたいなー
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