そよ風


2004年12月09日(木) 泥棒ごっこ?

最近は、留守中の御近所の配達荷物を、預かることが少なくなりました。
以前は、荷物を預かってもらったり、逆に預からせてもらったり、
ということがよくありました。

少し前頃、南紀出身の御近所の荷物を、時々預かることがありました。
敢えて観察などする気はないけれど、ひと目でソレとわかってしまう中身、
当然(?)ちょっと高級柑橘類(ぽんかん、オレンジ、ネーブル等々)

敢えて期待などは、決してしないのですが・・・・♪♪♪・・・?
律儀な奥様が必ずお裾分けを届けて下さいました。・・・(^^)v

小さな運送会社の事務所にいた経験のある私は、その度に思いました。
「ベテラン配達員は、決してこういう物は預けないものなのに」って。
たとえ、御近所が親戚同然の地域だったとしても。
特に中身が「マツタケ」「メロン」などの場合は、絶対にダメ。
そんな物を預かってしまったら、抑えても、抑えても、淡い期待感がフツフツ・・・


そうそう、預かり荷物に関して、忘れられない出来事があります。

留守中の配達荷物、御近所に預かってもらって配達完了したと思いきや・・・

中身は、北海道産の御土産用の「塩鮭」でした。
北海道旅行の御土産として、ダンボール一箱分、自宅宛に送った宅配便。
旅行から帰宅後、すぐに御近所やお友達、御親戚などに配る予定だったのでしょう。

今のように、細かい配達時間指定の制度が確立されてなかったから?
忙しい配達員は、とにかく配達を完了してしまいたかったから?

その不運な荷物は、たまたま留守中ということで、御近所に預けられました。
不在表を見た受取人は、すぐに預かってくれているお宅に引き取りに行ったのですが・・・

お留守だったのです。

何度も行ったそうですが、ずっと留守。
塩鮭と言っても、ダンボールひと箱分、冷蔵庫に入ってるとは考えにくい。
なんといっても、なまもの土産、できるだけ早く配りたい。

でも、その日、とうとう、誰も帰って来なかったそうです。

留守するなら、預かるナって!!(でも、きっと緊急事態が発生したのでしょうね。)

そして、翌日になっても、預かり主は帰ってきません。 
ついに、こちらに電話がかかってきました。

「運送会社、並びに、警察、たちあいのもとで、窓ガラスを割って、そのお宅に入り、
自分の荷物をなんとか引き取りたい」という内容でした。

それから、どうなったのでしょう。
実は、私も結果を聞いていないのです。
今なら、どんなに忙しくても、興味津々「ねえ、ねえ、どうなりましたか」と当然尋ねるのに。

その頃は、事務処理に忙殺されてました。聞き耳だけは、しっかりたてて。

最近、近所預かりが少なくなっているのは、きっと、いろいろ問題が多いからでしょうね。
単に、隣近所の付き合いが少なくなった、ということだけではないと思います。


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