近畿上陸が予想されていた台風22号は、予想を外れ、 大阪はほとんど影響を受けなかった。 お陰さまで9日の土曜日に、私達は大阪市内の料亭で、 娘の婚約者の御両親と初めてお会いし、 和やかなムードの中で会食をすることができた。
今まで全く見ず知らずだった家族が、これから親戚として, 末永く付き合っていく、というのは不思議な感じだ。 誰もが経験していくことだけれど、どちらの家族にとっても、 子供の結婚は初めてのこと、 お互いに、必死で緊張しながら、リラックスしているフリ?
私は周囲の人達に対して、ふだん、あまり細やかな心配りのできない性格。 でも、これから自分の娘が、深く関わって行くだろう彼の御両親なので、 こちらも自分達なりに一生懸命だったと思う。
場がシラけたらどうしよう・・・ 話が盛り上がらなかったらどうしよう・・・ お高くとまっていると思われないように、愛想よくしなければ・・・
なーんて、いろいろ考えてしまって、まるで私の方がこれからお見合い? という感じだったわ。 「花嫁の父」の主人も、頑張って愛想よく会話をしていたのでひと安心。
翌日、こちらの秋のだんじり祭りを見物がてら、彼が我が家に遊びに来た。 「お父様は食が細い方なのね。昨日の食事、ほとんど残しておられたから。 和食は苦手なの?」との私の質問に、 「いいえ、そんなことないんですけど。昨日は緊張していたからだと思います」
そうだったんですか。やはり、とても緊張されていたのですね。 あの中では一番の年長者に当たるお父様、 会食の場を和やかに盛り上げるために、一生懸命リードしてくださって、 ありがとうございます。
私達は二人とも、なんだかんだ言いながらペロリと、ひとつ残さずお料理を平らげました。
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