雑記目録
高良真常



 夜叉の舌 (本)

夜叉の舌
  赤江瀑


草薙剣は沈んだ / 月曜日の朝やってくる /
悪魔恋祓い / 夜叉の舌 /
春の寵児 / 鳥を見た人 /
夜な夜なの川 / 影の訪れ / 池 /
迦陵頻伽よ


刀剣の鞘づくりに打ち込む若き見習い職人・平河友威。見守るかのように彼の周りに現れる赫い蜘蛛がいた……。

妖かしの世界と、それに魅了される人間・翻弄される人間を描いた、自選ホラー短編集。
赤江瀑の著書の中では手に入りやすい一冊ではないでしょうか。

個人的には「草薙剣は沈んだ」がゾクッときました;
「草薙剣は沈んだ」は、平家の秘宝とされ、『三種の神器』と呼ばれた中で、唯一今でも見つかっていない『草薙剣』と、「耳なし芳一」を彷彿とさせる平家の霊を描いた話。
自選ホラーとだけあって、ゾクゾクくるものばかりです。












2004年10月04日(月)
初日 最新 目次 MAIL HOME