にゃも日記
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2011年09月05日(月)

後日談。
兄の家は我が家から300m強しか離れていない。
徒歩数分です。よって退避は簡単。しかし彼にもバレる危険はあった。
彼は食い下がってきたが、話し合いになると荒れる。
ほぼ毎日、電話で同じ話を繰り返していたが、私はもう無理とだけ言ってた。
兄にずっと世話になるのも悪いので、帰宅。兄もついて来た。
当たり前だが、彼と鉢合わせた。
奴か?と兄に訊かれ、頷く。
彼は兄を私の浮気相手と勘違いして激昂した。
浮気自体が無いのだが、彼は止まらない。
争いごとを良しとしない兄は、極めて冷静に話をしようと機会を窺う。

この時点で私は、兄には帰ってもらった方がいいかもと思った。
ひと通り彼の怒りが過ぎて、兄には礼をいい、彼と二人で最後に話そうとした。
私は彼に引っ叩かれた。あれ?と思ったら、胸倉を掴まれ、ミラクルパンチ。
逆光で彼の表情こそわからなかったが、兄が鬼になるのは見えた。

兄には小銭の話やら色々していたし、わたしは兄の悩み事を聞いていた。
兄にだって悩みがあり、打開しない状況に苛立っていた。
そして兄は、基本的には平和だが、怒るとコワイ。
自分自身が愚痴るのさえ、人の悪口を言うみたいで嫌だと言うほど、
兄は争いごとを嫌う。
その兄が鬼になった。書き忘れたが、兄はドSだ。

お決まりだが、兄が彼に、女に手を上げるとは何事?ときいた。
兄は私に背を向けて、彼と私の間に入っていた。知らぬ間に。
それがまた彼の癪に触ったのか、兄に掴みかかった。

アカーン‼と思ったが、私はまだパンチから立ち直れてない。
だからな?ニィチャン俺の話を聞かんか?、と、兄は彼を止める。
何をカッコつけてんねんと、彼が兄にパンチしたらしき音がした。
彼のシバかれフラグである。

お前なぁと、質問しながらシバく兄は恐ろしかった。
僕は盗んでません、と尚も否定する彼には呆れた。
本当の事を言わんと、もっと痛いで?
とかもう…まさに鬼だった。

長いようで短い数分後、彼はどやされて逃げた。
逃げたよ…
兄は菩薩に戻っていた。話すの怖かったけど…
兄、大丈夫なん?と恐る恐る尋ねたら
とても優しい顔で、頭ポンポンされた。
何も言いますまい。

部屋にあがってもらい、お笑いなどを観て寛いだ。
耳の痛い話もあったが、お互い頑張ろうと纏まった。

彼からの連絡は格段に減り、居座りはなくなった。
清算中です。また両親には期待だけさせてしまったが、諦めてきた。
兄からは、あの時のお笑いDVDをもう一度みせてと連絡が来たりする。
めっちゃ笑ってたもんなぁ。


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