Rocking, Reading, Screaming Bunny
Rocking, Reading, Screaming Bunny
Far more shocking than anything I ever knew. How about you?


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*名前のイニシャル2文字=♂、1文字=♀。
*(vo)=ボーカル、(g)=ギター、(b)=ベース、(drs)=ドラム、(key)=キーボード。
*この日記は嘘は書きませんが、書けないことは山ほどあります。
*文中の英文和訳=全てScreaming Bunny訳。(日記タイトルは日記内容に合わせて訳しています)

*皆さま、ワタクシはScreaming Bunnyを廃業します。
 9年続いたサイトの母体は消しました。この日記はサーバーと永久契約しているので残しますが、読むに足らない内容はいくらか削除しました。


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2010年05月18日(火)  You got me, you got me too much. Too much you got me baby. It's just a bit too much

あの土曜の夜、初めて神聖かまってちゃんを聴いた感想をKJ(g)にメールしていて、ふと「文学的だわ」と書いた。そしたらKJから、彼と私が共通して重視するのは「文学的であるか否か」なんだという返信が来た。
そうか、そうであったか、と納得する。

「夕方のピアノ」は、美しいイントロのふりをして、いきなり「死ねよ佐藤」と小学生のような声(ボイスチェンジャー)で歌う。その後も死ね死ねと絶叫する。聞けば佐藤は実在の人物らしく、既にこの曲を聴いているとか。おお、面倒なのをいじめちゃったもんだな佐藤。

かまってちゃんはロック―――パンクを含むロックをさんざん聴いてきた大人か、もしくは既成概念のない若者を感動させる音楽だと思う。
だから10代がかまってちゃんに衝撃を受けるのはわかるが。しかし時々かまってちゃんを聴いて死ぬのをやめましたとか、生きる勇気が出ましたとかいう声があるのがよくわからん。あれだけ「死ね」と絶叫されて死ぬ気が失せるのか。むしろ全国の佐藤が絶望して自殺を思い立つほうが・・・というのはどうでもいい話だな、うん。

「drugs, ねー子」は、「にゃー」と一声かけてからのぐるぐるっぷりがすごくてめまいがする。
ヤル気ねー子だ (ああ、ねこってそれか)
ヤル気ねー、このウタをきいても (ああやべえあたしヤル気ねー歌をじっくり聴いちゃってたんだわ)
本当にこの言語感覚は凄いなと思う。そして勿論この音感も。

月曜には、初めてiPhoneでかまってちゃんを聴きつつ表を歩いてみた。さすがにコレは歩きには向かないかと思いきや、物凄くエネルギーがみなぎるので驚く。ニルヴァーナよりよほど殺気だって挑戦的な気分になるな、と「ゆーれいみマン」を聴きつつ思う。
もし死んだら目撃してくれるか君
≪かまってもらいだけなんだろぅ?早く死ねよボケっっ!≫

頭いいなあ。愚痴りながら、逃げ場もちゃんと用意しつつ、しかし言い訳がましくはないのは歌い方のおかげで、この具合が絶妙だ。
入れ替わり立ち代り現れる音のモチーフの重なりと緩急が凄い。

「ぺんてる」もきちんと聴いてみたらいい。ゲロまみれだクソがマジでどーでもいい
とにかくどれを聴いても全部いい。

他の音楽が全く聴けない。というか他のことが何も出来ない。
た・・・助けて。

You got me, you got me too much. Too much you got me baby. It's just a bit too much (はまり過ぎだわ・・・助けて)  *Torture / Jon Spencer Blues Explosion (1998) の歌詞。



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