Rocking,
Reading, Screaming Bunny
Far more shocking than anything I ever knew. How about you?
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*名前のイニシャル2文字=♂、1文字=♀。
*(vo)=ボーカル、(g)=ギター、(b)=ベース、(drs)=ドラム、(key)=キーボード。
*この日記は嘘は書きませんが、書けないことは山ほどあります。
*文中の英文和訳=全てScreaming Bunny訳。(日記タイトルは日記内容に合わせて訳しています)
*皆さま、ワタクシはScreaming Bunnyを廃業します。
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2010年02月03日(水) |
But spare a thought as you pass him by. Take a closer look and you'll say |
昨日の日記を読み返して、気分が暗くなった。あれを書くと、どうやっても私自身が同じ次元に落ちるからだ。 だから大部分消す。何を書いているかわからなくなるだろうが、もういい。
昨日からずっと、ジューダス・プリーストの"Epitaph"を繰り返し繰り返し聴いて、めそめそしている。あの記事を読んでうんざりした気分――もう少し他人に対して礼節をわきまえてくれとでも言いたいような気分を、これが浄化してくれる気がしている。 このピアノは、グレン・ティプトンが弾いているのか? 硬いがつがつした演奏で、まるで自分が弾いているみたいだ。私はピアノのこういう弾き方が好きなのだ。実際10代の頃はよくこれを実家のピアノで弾いていたが、今はきれいさっぱり忘れた。 まる一日あまり"Epitaph"を聴いた後で、何故ほかでもないこれを聴いているのかがようやくわかってきた。私は、何か、愚かなほどに誠実な音を聴きたかったらしい。 ツェッペリンの曲が小賢しく聞こえてしまうほどの精神状態なんだ、今は。ロバート・プラントの声に、計算した色気を嗅ぎ取ってしまうくらいの。
この曲は、後半のコーラスが少々やり過ぎの感があるし、歌詞は字だけで読むと、よくある「老いの悲しみ」という感じだ。だが。 But spare a thought as you pass him by Take a closer look and you'll say He's our tomorrow, just as much as we are his yesterday この部分のロブ・ハルフォードの歌がいい。一行目の"B"や"P"の音の、すぱんと手放すような率直さ。余計な力を入れて「堂々と」歌い上げたりせず、ただ心をこめて丁寧に歌っている。 このひとがファンに愛されている理由が、これだけでもよくわかる気がする。 このひとは、音楽に対して真面目なんだ。
で、私も真面目なんだよ。間違う時も、罵る時も、驕る時も、恥じる時も。それでまだずっとめそめそしているから。 今は、こういう混じりけのないものがこの世にあることを、繰り返し確認していたい。
But spare a thought as you pass him by. Take a closer look and you'll say (他人のことをもう少し考え、よく見てみればわかるはずだ) *Epitaph / Judas Priest (1976) の歌詞。
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