Rocking, Reading, Screaming Bunny
Rocking, Reading, Screaming Bunny
Far more shocking than anything I ever knew. How about you?


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*名前のイニシャル2文字=♂、1文字=♀。
*(vo)=ボーカル、(g)=ギター、(b)=ベース、(drs)=ドラム、(key)=キーボード。
*この日記は嘘は書きませんが、書けないことは山ほどあります。
*文中の英文和訳=全てScreaming Bunny訳。(日記タイトルは日記内容に合わせて訳しています)

*皆さま、ワタクシはScreaming Bunnyを廃業します。
 9年続いたサイトの母体は消しました。この日記はサーバーと永久契約しているので残しますが、読むに足らない内容はいくらか削除しました。


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2009年03月15日(日)  I am smitten

現存するバンドとしては宇宙一好きなR.E.M."Crush With Eyeliner"のライヴ映像をYouTubeで出す。*何回も言いますが、レッチリは「世界一好きなバンド」です。
私の愛するアルバム"Monster"の2曲目。1994年リリース。当時は化粧品すら持っていなかった私が、「アイライナー」に憧れるきっかけになった曲。こんにちの私(リハと飲み会とライヴくらいはたまに化粧する)があるのはこの曲のおかげです有難う。

ピーター・バックが痺れる。このギターは、まさしくあのジャケットのモンスターの鳴き声みたいだ。猫科の化け物が、退屈そうに甘ったれた鼻声を出している。
子供みたいな格好と顔つきで、子供が親を振り返るようにしょっちゅうマイケル・スタイプを見て弾いている。

2分13秒から入るギターソロ。ちょっともどかしそうに弾いた後に、ふとかがんで、ギターを意味もなく体の右側に持っていって少し揺する。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・うわあああ。なんでそんな動きするんだ。
・・・・・・・・・・うっっっとり。
ギターを弾かないこの2小節。ギターの音が余韻だけになる2小節。そこでかがんでネックを揺することに実際上どれだけの意味があるのかという問題ではない。要はこのスカスカの2小節がこの曲最大の聞かせどころなのをピーターがよく承知しているのが、無駄に見える動きに現れているのだ。
あんまりにも色っぽくて、数十回見ちゃったよ。

思えば私、この人と2006年に、普通に会話してたりするのだ。目の前に現れたから思わず"Hi!"って言っちゃったら、向こうもにっこりと答えてくれて。結構な時間、すぐ側にいたし。しかしだからってどうときめいたわけでもなし。
去年ジミー・ペイジと話した時も、「へー意外と紳士っぽい」とか思っただけで、特に動揺も興奮もなかった。会った帰りに西荻ロックバーBに行って、ツェッペリンの"Houses Of The Holy"のアルバムをかけてもらい、いつも通り心酔しつつ、「・・・このギターを弾いてた人とさっき喋ってたんだよなあ」と不思議な気分になったっけ。

恋は錯覚なので。私が音楽の中にうっとりと見ているピーターやジミーは、実在の人物とは関係ないのかもしれない。
結局"Crush With Eyeliner"の映像でも、痺れるほど色っぽいのはピーター個人ではなく、ピーターの音色と、それがつくる空間だ。
・・・そうやって音楽に錯覚しっぱなしだから、生身の彼氏が見つからないのか?(いや冗談じゃないぞこれ)
(3/28up)

I am smitten (うっっっとり)  *Crush With Eyeliner / R.E.M. (1994) の歌詞。



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