Rocking,
Reading, Screaming Bunny
Far more shocking than anything I ever knew. How about you?
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*名前のイニシャル2文字=♂、1文字=♀。
*(vo)=ボーカル、(g)=ギター、(b)=ベース、(drs)=ドラム、(key)=キーボード。
*この日記は嘘は書きませんが、書けないことは山ほどあります。
*文中の英文和訳=全てScreaming Bunny訳。(日記タイトルは日記内容に合わせて訳しています)
*皆さま、ワタクシはScreaming Bunnyを廃業します。
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2009年03月05日(木) |
volatile music |
今日は1/22以来の二度目の通院日。の、筈だったが。 電話してキャンセルする。「前回も3時間待たされたんですが、今回もそれだけ待たされると仕事に間に合いません」と言ったら医者が一瞬しーんとなった。今一度書くが、前回3時間待たされた理由は「悪い悪い、会議が長引いて」だ。 今回は一応行くつもりでいたが、また待たされて結局診てもらえずに仕事に行くことになるかもと思い、キャンセルにすることにした。どうせ行ったって、傷すら見ないじゃないか。 で、医者に前回と同じことを言う。つまり、今後はどこで診ても同じなら、最初にかかった近所の病院に戻して欲しい、と。そしたら了解した。
だって、もうこの病院にはウンザリなのよ。最初の医者は無神経な態度で「こりゃハラキリだね」と言い、病室がいっぱいだから手術は早くても1月末まで出来ないけど悪性かどうかは開けてみないとわからないと平気で言うし。(結局癌だったので、予定通り待っていたらヤバかったと言われたし) 救急車で運ばれてみたらインターンがうなっている私に背を向けて問診し、診察台を下げてもらえず飛び降りさせられたり、看護婦に痛む患部の上に器具を投げ置かれたり。 退院後に通院してみたら、3時間も待たした挙句に傷を見もしないので、見なくていいのかと訊いたら(腹帯をめくってもいないのに)今見たからとしゃあしゃあと言うし。
実は私は、よその病院には移せないと言われた場合は、「じゃ、今後は通院しません」と言うつもりでいた。 癌だったんだから5年間は再発しないように診ていく必要があるって? 知らないわよ、そんなの。私が行きたくないっていえばそれまででしょ。 誰でも有難がって治療してもらいたがると思ったら大間違いだからね。
東京駅の授業を済ませ、iPodでストロークスを聴く。やっぱりいざという時のストロークス。心が疲れたらストロークス。他の音楽を聴く体力がなければストロークス。 2ndの"Reptilia"の一瞬の間奏のギターにうっとり。・・・どっちが弾いてるのか知らんけど、こんな色っぽい音は、あのやたらギターの位置の高いアルバート・ハモンドJr.にゃ出せないだろう。ニックが腰骨の上で弾いてるに違いないわ。 ストロークスを聴き始めた頃に、既に1stを聴いて大好きだという元ダンナ(それを聞いて気づいたが、当時の彼の携帯メルアドがストロークスの曲名だった)に「2ndはどう?」と訊かれ、「1stとおんなじ」と答えたが。あの頃わかっていなかったことは、ストロークスは「おんなじ」でいいのだ。 ツインギターと思えぬ単調さ、リズム隊の存在感の薄さ。しかし見事なまでにバンドとして一体となっている。そしてこの「単調」さは、他に類を見ないストロークス独自の単調さで、結果として全ての曲にストロークスの刻印を押している。 香水のような音楽だ。揮発性で、優雅なまでに無頓着で、なくても生きるのには全く困らないが、手首につけておくと、とても気分がいい。どこかでその香りに出会うとすぐにそれとわかり、懐かしい。 (3/20up)
volatile music (揮発性の音楽)
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