Rocking, Reading, Screaming Bunny
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Far more shocking than anything I ever knew. How about you?


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*名前のイニシャル2文字=♂、1文字=♀。
*(vo)=ボーカル、(g)=ギター、(b)=ベース、(drs)=ドラム、(key)=キーボード。
*この日記は嘘は書きませんが、書けないことは山ほどあります。
*文中の英文和訳=全てScreaming Bunny訳。(日記タイトルは日記内容に合わせて訳しています)

*皆さま、ワタクシはScreaming Bunnyを廃業します。
 9年続いたサイトの母体は消しました。この日記はサーバーと永久契約しているので残しますが、読むに足らない内容はいくらか削除しました。


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2009年02月09日(月)  Get well soon

kaoLiちゃんから小包が届く。オアシスのCD、石鹸とハンドクリーム(どちらも私の好きなローズの香り。我家のお香と石鹸はローズ系)、使い捨てカイロ、そして私の好きなラングドシャ(マールブランシェのお濃茶ラングドシャで、京都限定品とか)。一時はお見舞に頂いた甘いものが15種類くらいあったのが、ちょうど切れたところだったので嬉しい。
そしてなんと、小さいKappyが入っていた。思わずkaoLiちゃんに「カピ子が可愛い・・・」とメール。
しかし小さいったってカピ子は手のひらサイズはある。Kappyがでかいのだ。

オアシスのCDは、昨年10月に出た、なのにまだ聴いていない、"Dig Out Your Soul"―――先月kaoLiちゃんが、「姉さんに送れるレベルです」と言っていたのだが。早速聴いてみる。
・・・・・・・・・・いい。
いい!これいいじゃん!! 正直前作は、"Lyla"は良かったが、全体的に印象が弱くて物足りない感じがした。(あの時焼いて下さったHappyさん有難う) リアムの声も変わり始めたかと思えた。
だが3年後のこの作品は。
今までは、オアシスは最初の2枚を聴けばいいかと思っていた。オアシスというバンド自体は全く「終わって」はいない、逆に既に何をやっていてもいい状態に入っていると感じるが、しかし作品的にはもう最初の2枚でいいや、と。
しかし今回、最初の2作の勢いが戻ってきている。いや、「勢い」という意味では増してすらいる。
1曲目の"Bag It Up"―――なんていうロマンティックなハッタリ。昨年9月に見たメイキング・ビデオで、ストリート・ミュージシャン達がシンプルに演奏していた素材のような音が、分厚くしかしより甘く蘇る。分厚いのはノエル、甘いのはリアムだ。なんてまあ、ふてぶてしくも堂々と、己を疑わず、俗を恐れず、人の目を真っ直ぐに見て、誠実に我を通し、正しくぶん殴る。
ああ2曲目"The Turning"も素敵。'70年後半の夜中のラジオを思わせるようなエレピがノスタルジック。・・・最後のギターは思いっきりビートルズの"Dear Prudence"ですね。
3曲目もいいが、ノエルが歌っているので3万点減。(リアム愛してるわ)
4曲目素敵素敵。ってかコレ聴いたことある。・・・あっ、"Rock 'n' Roll Star"だw(1stの1曲目) でも、もっと厚くて印象的。そしてこの曲は、リアムにたった1行、"Come in, come out, come in, come out tonight"と歌わせただけでも価値がある。この単純な発音の快感。リアムの声の甘さを最大限に引き出す馬鹿みたいに単純なメロディ。この分厚い全体がその1行の為にあるみたいだ。
―――実は正直言うと、感動はここまで。5曲目以降は「悪くないな」というレベル。だが、最初の4曲だけでも相当にいい。

ところでkaoLiちゃんの小包は、上記の5品+オアシスのステッカーが入っていたのだが。
メモ書きひとつないのがちょっと寂しいなあと思っていた。オアシスを聴きおえた後に、ふとその「ステッカー」を取り上げてみたら、ポストカードだった。裏を見たら、"Get well soon!!"で始まるあたたかい文章。

人に何かもらうとか、してもらうのも大好きだが。何か言葉をかけてもらうのは、やはりかなり嬉しい。
(3/8up)

Get well soon (早くよくなってね)  *Malibu / Hole (1998) の歌詞。



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