Rocking, Reading, Screaming Bunny
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Far more shocking than anything I ever knew. How about you?


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*名前のイニシャル2文字=♂、1文字=♀。
*(vo)=ボーカル、(g)=ギター、(b)=ベース、(drs)=ドラム、(key)=キーボード。
*この日記は嘘は書きませんが、書けないことは山ほどあります。
*文中の英文和訳=全てScreaming Bunny訳。(日記タイトルは日記内容に合わせて訳しています)

*皆さま、ワタクシはScreaming Bunnyを廃業します。
 9年続いたサイトの母体は消しました。この日記はサーバーと永久契約しているので残しますが、読むに足らない内容はいくらか削除しました。


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2008年12月23日(火)  went into hospital

救急車っていうのは、苦しんでいる人間を楽に運んでくれるものかと思ったら。薄くて硬くてガタガタのベッドに座らされる。急いでいて運転が荒いので、振動が体にがんがん響く。見れば横に作り付けの快適そうな座席が。「そこに座ってもいいですか?」と訊いたら、そこは救急隊員の座るところだから駄目だという。ああそう。
杏林大学病院へ。医者が来るまでしばらく一人きりで待たされる。ぎりぎりと痛い。妙に喉が渇く。痛みが何故か左から右へ移ってきている。
ようやく、若い当直医がやってくる。PCの方を向いたままで私に挨拶をし、何をしていて痛み出したのかと訊く。「バンドのリハで歌ってたんです」と言うと、全く興味なさそうに「なるほど」と言い、PCに書き込んでいる。
その医者が内診をする。痛い。そのまま待たされて更に別の医者が内診。痛い。痛みが胸まで上がってきている。内診が終わったら、高く上げてある診察台を下げる筈が、そのまま「はい、降りてください」と言われる。抗議しようにも喋るのも辛く、そのまま飛び降りる。下から激痛が走る。
またしばらく一人きりで待たされる。看護婦がぞんざいにそこらにかけた私のコートが床に落ちるが、かがんで拾うなんて出来ない。痛くて痛くて涙が出てくる。
ようやくわらわらと人が集まってきて、ベッドに寝かされて心電図など取られる。足を伸ばして横になるよう言われるが、痛くて出来ません。血を採られ、点滴を打たれ、どうこうされているうちに痛みがすうっとおさまってきた。助かったという思いで、ほのぼのと幸せにすらなる。ハラの中にまだ痛みはあるが、先ほどまでの人前で泣くほどの激痛に比べたら。

親に連絡を取るよう言われる。今日にでももし手術となった時に、万一私が死んだら困るので、ということだ。7時前に母に電話。
病室に移される。二人部屋。病室内は携帯電話の使用は禁止だが、こそこそと今日授業の生徒にメールし、授業が出来なくなった旨を伝える。明日の生徒にはどうなるかわからないとメール。
実は痛みが治まったのを見た医者が、「・・・だったら一旦帰ってもらっても」と言い出したのだ。腫瘍は捩れやすいので、捩れて痛んでいたのが、元に戻ったのかもしれないと。
何もせず様子を見ている理由は、今日が祝日で担当医がいないということもあるらしい。ああそう。

疲れた。休みたいが、横になっていると看護婦がひっきりなしにやってきては色々したりさせられたりする。この書類に署名しろだの、体温を測れだの。
血圧を測りに来た看護婦が、測定器を私の腹の上にぽんと置いたのには呆れた。

今日は水一滴口に出来ないと言われる。食べられないのはなんとも思わないが、飲み物も駄目なのか。さっき異常に喉が乾いていた時に、水をもらっておけばよかった。

15時頃に両親が到着。
右腕の点滴の針がずっと痛いので、看護婦に言う。若くてハンサムな医者がやってきて、左腕に刺し換えようとするが。ぐいぐいと刺した挙句、失敗したらしくパッチを貼り、無言で右腕をぐいぐいぐいと痛めつけてまた失敗、更に無言でパッチを貼る。更に黙ってもう一度やろうとしているのを見て、「もういいです」と言う。
ここに至ってとうとうちょっとキレたのだ。今回のことがあって以来、二つの病院でずっと、人間らしい扱いを受けられないことが続いてきた。手遅れかどうかはわからないけど予約がいっぱいだから待てと言われることが二度、腫瘍が見つかったら無神経に「こりゃハラキリだよ」と言われ、痛くて泣いているのに見向きもせずに問診され、診察台から飛び降りさせられ、患部に機器を投げ置かれ、その他にも色々あって・・・もうやだ。
「点滴いりません。っていうか帰ります」と言う。本気で言っているのが私のアホなところだが。しかし本当に帰りたい。ハンサムな医者はうろたえ、細い針に変えるからもう一回だけやらせてくれと言う。私の血管は普通より細いのだ。そんなこと知ってるわよ。だけどぐいぐいと痛めつけた挙句無言で何度もやり直すのがアタマきたんだよ。こっちゃ今普通の精神状態じゃないんだから。
半泣きで「わかりました」ともう一度やらせる。今度はすいっと成功した。

夕方になって初めて、今日はとにかく一泊させられるんだとわかる。慌てて明日の生徒にも授業が出来ない旨メール。
21時消灯。何しろまる二日寝ていないので、23時頃には寝てしまう。
(1/25up)

went into hospital (入院)



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