Rocking,
Reading, Screaming Bunny
Far more shocking than anything I ever knew. How about you?
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*名前のイニシャル2文字=♂、1文字=♀。
*(vo)=ボーカル、(g)=ギター、(b)=ベース、(drs)=ドラム、(key)=キーボード。
*この日記は嘘は書きませんが、書けないことは山ほどあります。
*文中の英文和訳=全てScreaming Bunny訳。(日記タイトルは日記内容に合わせて訳しています)
*皆さま、ワタクシはScreaming Bunnyを廃業します。
9年続いたサイトの母体は消しました。この日記はサーバーと永久契約しているので残しますが、読むに足らない内容はいくらか削除しました。
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2008年11月08日(土) |
Far more shocking than anything I ever knew. How about you? |
火曜の夜にふとこの日記の冒頭にでかいフォントで「レッチリを聴けっっっ!!!」と書いて、このライヴ映像をリンクした。 またかよ、またですか、また'Can't Stop'ですか、という声が聞えてきそうというかもうわんわん聞えるが。 実は最初は他の曲の映像を張ったのだ。で、いややっぱりこっちの方がジョンのギターがさえるなとか、こっちの方がフリーのベースが際立つなとか、色々あれこれ取っかえているうちに、結局コレになった。 だってどうせレッチリのマニアなら、YouTubeで出せるくらいのライヴはもう見てるでしょ? それよりも、今私のサイトでこの映像で初めてレッチリを聴くという人に、最高の1曲を聴かせたいと思うと―――やっぱりどうしてもこれになる。私がこの世で一番好きなもの、というだけでなく、4人の良さが存分に発揮されている曲でもあると思うから。 'Can't Stop'のライヴ映像は何十パターンも見ているが、このポーランドのライヴもいい。イントロの盛り上げ方がドラマチックだ。フリーはどのライヴでも瞬時も手を抜かないから、要はジョンに緊張感があるということだ。 土台という言葉がぴったりのがっしりしたチャドのドラム、地鳴りのように骨に響くフリーのベース、これがたった二人の出す音か。そこにふらふらと乱入するギタリスト。おい大丈夫か、ちゃんと弾けるんだろうな。・・・ああ、はらはらする。胃がひっくり返りそうになる。そしたらジョンが、あれを弾く。 ――――――――あの、短い、イントロの、フレーズを。 自分で張ったこの映像、自分で何回見たことか。そしてそのたびに、いちいちジョンが弾くイントロで涙ぐんでいる。・・・よーし、よく弾いた。よくやった。ここさえきっちり弾いてしまえば、この曲はギタリストはあとはもう何をしていてもいい。あとは全部残り3人がどうにかしてくれるから。息つく暇も与えずドラマを叩き込んでくるチャドのドラム、ベースを兼ねるようなアンソニーのボーカル、ギターを兼ねるようなフリーのベースが、全部しっかりと受け止めてくれる。
私は、あまりにレッチリを好きなので、その良さを説明も出来ないほどだが。一番自分で説明がつかないのは、ジョン・フルシャンテというギタリストの何がそんなにいいのかということだ。 レッチリは、4人全員があまりにもかけがえのないバンドだが、しかしどうしても誰か一人を抜かなければならないとしたら、ジョンになると思う。そう認識しながらも私は、ジョンがいない時期のレッチリを全く聴けないし、彼はやはり(変なふうに別格になってしまったグレアム・コクソンを除けば)私のベストギタリストなのだ。
でも、ジョン好きは結構いる。特にギタリストはジョン好きが多い。 ロックバーでレッチリがかかる。隣に座っている男の子が嬉しそうに反応する。私はにっこり笑って話しかける。「レッチリ好き?」―――「大好き」という答えがかえってくる。その次によくあるセリフがこれだ。「俺、ジョンが好きなんですよ」って。 ああ、あなたもジョン好き? 私も。私も泣くほどジョンが好き。けど、一体なんでなんだろね? 初めてレッチリを聴いた時、デイヴ・ナヴァロがギターを弾いていた。それで私は歯牙にもかけず無視した。以後レッチリというバンドに全く注目せず、おかげで二度目にちゃんと聴いたのはなんと'By The Way'だ。ロックバーでジョンの弾くその曲を聴いた私は、隣にいた男の子の腕をひっつかんで訊いた。「これ、誰?!」って。そしたら彼が答えた。「レッド・ホット・チリ・ペッパーズだよ」って。―――あれからだ。あれから始まった。 その直後に'By The Way'のアルバムを手に入れて'Can't Stop'に出会った私は、この日記の赤いタイトルの下にこう書く。"Far more shocking than anything I ever knew. How about you?"―――'Can't Stop'の歌詞だ。 そして一切本名を使わなくなり、Screaming Bunnyとして動き始めた。
実は、最初は自分が何にそんなに魅せられているのか気づいていなかった。だんだんと、ああ私はこのギターを聴いているんだなとわかってきた。それ以来6年間ずっと、うっとりと聴いている。 ソロのジョンもかなり好きだが。しかし「レッチリのジョン」には遥かに及ばない。やはり、「ジョンのいるレッチリ」が、現存するバンドでは、世界一愛するバンドだ。
*えーと、何度も言いますが、R.E.M.は「宇宙一愛するバンド」です。どっちが上かは訊かないように。
Far more shocking than anything I ever knew. How about you? (こんな衝撃は初めてなんだ。あなたはどう?) *Can't Stop / Red Hot Chili Peppers (2002) の歌詞。
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