Rocking,
Reading, Screaming Bunny
Far more shocking than anything I ever knew. How about you?
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*名前のイニシャル2文字=♂、1文字=♀。
*(vo)=ボーカル、(g)=ギター、(b)=ベース、(drs)=ドラム、(key)=キーボード。
*この日記は嘘は書きませんが、書けないことは山ほどあります。
*文中の英文和訳=全てScreaming Bunny訳。(日記タイトルは日記内容に合わせて訳しています)
*皆さま、ワタクシはScreaming Bunnyを廃業します。
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10月下旬にまた南阿佐ヶ谷ロックバーBセッションに出ることになった。実を言うと私は、毎回自分がかなり出ずっぱりな気がして、そろそろ一度くらい控えめに・・・と前々回くらいから考えていたのだが。逆に前々回からの2回こそが、バンドとしてばっちりやっちまったので。今回は前もってバンドに、「今回はバンドで出なくてもいい」と言った。そしたらMY(b)だけが出ることになった。 しかし精力的で顔の広いMYのこと、 2〜3日の間にギターとドラムを探してきた。それも、どうも「プロ並みに上手い」方々だとの噂である。うーん。 MYに3曲やりたいと言われて私が選んだ。最近バンドでやっている尖った雰囲気とは異なる選曲にしたら、これが何故か、3曲そろいもそろって、「死」に関係する曲。別に深層心理に何があるわけでもないだろうが。
3曲中1曲が、ガール・ブラザーズの'Reaching One'―――ウェンディ&リサがたった1枚別名で出した追悼アルバム'Girl Bros.'の1曲目で、歌詞もそのまま死を悼む内容。だから、普段の彼女達の(私が苦手な)色気のあるファンクとは違い、シンプルなネオアコ風だ。 私はこのアルバムを、2005年に高円寺CROSS ROADでたまたま手に取り、あっという間にのめりこんだ。その後CDライナーを読んで、これが追悼アルバムであることを知った。 亡くなったのはウェンディの兄、ジョナサン・メルヴォワン。キーボーディストで、1996年にスマッシング・パンプキンズの'Mellon Collie'ツアーに参加中に、ドラッグのオーバードーズで死んだと書いてあった。
が、今日ネット検索して初めて知ったのが、その時ジミー・チェンバレンも一緒にヘロインをやっていたということだ。ジミーが911に電話したが、救急車が到着した時にはジョナサンは既に死亡していたらしい。それが原因でジミーはスマパンをクビになったというのだ。 その結果、1998年に、スマパン唯一の、ジミーのいないアルバムが出る。―――'Adore'だ。私がこの半年あまりうっとりと浸り続けているアルバム。 私はジミー・チェンバレンのドラムは好きだし、スマパンの他のアルバムも聴く。一番好きなのは'Mellon Collie'だ。しかし、'Adore'は、ドラマー不在であることでスマパンの中でも異質であり、今現在の私をどうしようもなく魅了している。
ウェンディ&リサにとっての'Girl Bros.'も、追悼アルバムゆえの特異性を持ち、ファンにすらあまり知られていなかったりするが、これ1枚だけが私の心に食い込んだ。
ジョナサン・メルヴォワンという未知の人の死がきっかけで生まれた2枚の異質なアルバム、それが偶然に2枚とも私のコアにしっかりと根を下ろしたという事実が、何となく不思議な気がする。 (10/11up)
Jonathan (ジョナサン) *Girl Bros. の曲。(1998)
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