Rocking, Reading, Screaming Bunny
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Far more shocking than anything I ever knew. How about you?


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*名前のイニシャル2文字=♂、1文字=♀。
*(vo)=ボーカル、(g)=ギター、(b)=ベース、(drs)=ドラム、(key)=キーボード。
*この日記は嘘は書きませんが、書けないことは山ほどあります。
*文中の英文和訳=全てScreaming Bunny訳。(日記タイトルは日記内容に合わせて訳しています)

*皆さま、ワタクシはScreaming Bunnyを廃業します。
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2008年02月24日(日)  Is Romance Dead?

お休み。色んなことがあった一週間が終わってのお休み。ゆったりとベイ・シティ・ローラーズを聴く。「聴く」といってもYouTubeだったりして。そろそろPCに音源戻さなくちゃな。もしくはCDプレイヤー買っちゃうか。

'Write A Letter'は、これを最初に聴いた11歳頃から、聴くたびにうっとりとしている曲だ。あの頃は、歌詞の意味もぼんやりとしかわからずとろけていたが。

Girl, what I mean is what I say (僕の言葉をそのまま信じてほしい)
All the cheating that I did was in your head (全てきみが思い込んでいただけなんだよ)
Girl, why did you believe those lies (あんな嘘を信じたって)
Can't you see we're wasting all this time (僕たち二人の時間を台無しにするだけだよ)

もう11歳ではない私は、こんな薄っぺらな言葉を言われても信じるわけはない。2行目なんて、そのまま訳したら「僕がした浮気は全部、君の妄想だよ」だ。「全部」って。一体どれだけ疑わしいことをしたんだ、と冷ややかな反応をする、筈、なんだけど。
今も、このサビを聴くと、目の眩むような説得力に圧倒される。レスリーが"All the cheating that I did was in your"の後に、軽く息継ぎをしてから、"...head"と歌う時、「・・・ええ、ごめんなさい。全部私の思い込みでした」という気分になる。勿論ボーカルだけでなく、全ての音全体で説得してくるのだ。「逆らえない」というやつだ。
要するに、これが「ロマンス」ってものだ。

バレンタインに、CNNのニュースで、「ロマンスは死んだか?」という特集をやっていたが。
意味がわからないな、と思った。私は思えば、物心ついてからずっとロマンスを食って生きてきたんだ。
ポール・マッカートニーのいう'Silly Love Songs'も、「絶望とは死に至る病である」というキルケゴールの言葉も、全部ロマンスじゃないか。人間は、どれだけ微量であってもそれを食っている筈だ。
なくなったら、私たちが死んじゃうじゃないか。

Is Romance Dead? (ロマンスは死んだか?)



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