Rocking, Reading, Screaming Bunny
Rocking, Reading, Screaming Bunny
Far more shocking than anything I ever knew. How about you?


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*名前のイニシャル2文字=♂、1文字=♀。
*(vo)=ボーカル、(g)=ギター、(b)=ベース、(drs)=ドラム、(key)=キーボード。
*この日記は嘘は書きませんが、書けないことは山ほどあります。
*文中の英文和訳=全てScreaming Bunny訳。(日記タイトルは日記内容に合わせて訳しています)

*皆さま、ワタクシはScreaming Bunnyを廃業します。
 9年続いたサイトの母体は消しました。この日記はサーバーと永久契約しているので残しますが、読むに足らない内容はいくらか削除しました。


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2007年12月06日(木)  hold her arm in his arm

西荻で十文字さんと21時半待合せ、の筈が。20分遅刻。今日は私がふと夕方メールしてみたら、所沢から出てきてくれたというのに申し訳ない。途中電車内からお詫びメールを入れたら、笑顔マーク付で「想定内」と返信が。・・・なんかこの類の返信よくもらうような。(いつもスミマセン皆さま)

BITCHへ。チンザノ、そしてイエロー・ローズ・オブ・テキサスのストレート。飲みつつ、十文字さんと文学の話をする。彼は日本文学中心に読んでいるようだが、私は好みからいうと圧倒的に英米仏独露の方、特に英米を好む。実際の読書量は、例えば一番読んだ1999年の150冊中日本ものは125冊と8割以上だが、それでも印象に残るのは海外ものが多いのだ。Screaming Bunny化してからは特に日本ものを読む割合が減り、今では日本ものは1/4だ。

川端康成の話をする。私は川端の美しいエロが大好きなのだ。例えば「眠れる美女」は特殊な売春宿の話で、客の条件は勃たなくなった老人であること、そして娼婦は薬で眠らされた裸身の処女だ。客は女の子に「いたずら」をしてはならず、ただ添い寝するだけ。
「片腕」は何とも幻想的な話で、出だしの一行はこうだ。「『片腕を一晩お貸ししてもいいわ。』と娘は言った。そして右腕を肩からはずすと、それを左手に持って私の膝においた」 男はその腕を外套の下に忍ばせて夜道を帰る。車の警笛が聞こえると、腕がびくっと震える。・・・物凄く色っぽい。
ただし今の私にまた川端を読み通せる体力があるかどうかは怪しい。わかっていない人が多いと思うが、フィクションを読む行為は、きちんと技術と体力を要するのだ。
今現在の私は、ただ男と寝ることは出来ても、川端のエロをどっしりと受けとることは出来るかどうか。

十文字さんは終電を逃し、どこかで寝てそのまま出社すると言って、全部お会計して帰った。すみませんすみません。
私は一人でもうしばらく飲み、3時半帰。

hold her arm in his arm (彼女の腕を抱いて)



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