Rocking, Reading, Screaming Bunny
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Far more shocking than anything I ever knew. How about you?


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*名前のイニシャル2文字=♂、1文字=♀。
*(vo)=ボーカル、(g)=ギター、(b)=ベース、(drs)=ドラム、(key)=キーボード。
*この日記は嘘は書きませんが、書けないことは山ほどあります。
*文中の英文和訳=全てScreaming Bunny訳。(日記タイトルは日記内容に合わせて訳しています)

*皆さま、ワタクシはScreaming Bunnyを廃業します。
 9年続いたサイトの母体は消しました。この日記はサーバーと永久契約しているので残しますが、読むに足らない内容はいくらか削除しました。


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2007年09月03日(月)  わたしを認めよ!

夕べ家に帰る前に、ほろ酔いで気持ちよくコンビニに寄り、何故か、荻窪に来て以来3年間で初めて、コンビニの店員と言い合いをしてしまった。凄くつまらないので詳細は省くが、「責任者」の名札をしたその横柄な店員が言うことにゃ、「ご飯がお握りになっているお弁当は温めなくていいんです」だと。私が「お宅のマニュアルがどうっていう話じゃなくて」と言ったら、「マニュアルじゃありません。これは温めないんです」だって。あ・・・常識?

こっちは酔っ払いなので、逆に興奮もせず平気で言いたいことを言ったが。明らかに向こうは激怒している。「あなた怒ってるでしょう。それがまるわかりだし」と言ったら、「僕は怒ってませんよ。じゃあどうすればいいんですか!」って。
「・・・何か面倒くさくなってきちゃったな」と途中で笑ったら、向こうもふっと力を抜き、謝った。「もういいです」とさっさと商品を受け取り、手を出して握手した。そしたら向こうがびっくりして毒気を抜かれたようで、うって変わった調子で「また来てください。待ってます。また来て下さい」と言った。
こちらは酔っ払いなので、「はーい」と言いつつふらふらと退出。

なんだか感動的な終わり方のようでもあったが。
しかし私は知っている。彼はまだまだ変わらない。人間は、昔の道徳物語のように一度の経験で反省したりはしない。結局また同じことをやる。本当に自分を変える為には、まだまだ何度となく同じ失敗と後悔を繰り返す必要があるのだ。
私だって生まれてからずっと自分と戦っている。そして負けっぱなしだよ。(こうやってコンビニの店員とモメてるしな。恥ずかしいんだよ正直)

あの店員が横柄なのは、結局自分の職業にプライドがないからだ。接客業が客の怒りを煽っては負けだろう。同時に自分自身に対しては、根拠のない自尊心がある。
結論から言うと、自分に対するプライドと、周囲がそれに見合う扱いをしてくれないというジレンマに悩む者は、たいした人間ではない。
何で断言するかって。私がそうだったからだよ。
どうしても自分が優れているように思え、周囲が皆自分より低く見えるのは不幸だ。何故ならそれは単純に間違いだからだ。
しかし、そう思い込んでしまった人間は、物凄く不幸だ。

わたしを認めよ!  *勢古浩爾の著書。(2000)



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