Rocking, Reading, Screaming Bunny
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Far more shocking than anything I ever knew. How about you?


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*名前のイニシャル2文字=♂、1文字=♀。
*(vo)=ボーカル、(g)=ギター、(b)=ベース、(drs)=ドラム、(key)=キーボード。
*この日記は嘘は書きませんが、書けないことは山ほどあります。
*文中の英文和訳=全てScreaming Bunny訳。(日記タイトルは日記内容に合わせて訳しています)

*皆さま、ワタクシはScreaming Bunnyを廃業します。
 9年続いたサイトの母体は消しました。この日記はサーバーと永久契約しているので残しますが、読むに足らない内容はいくらか削除しました。


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2007年08月30日(木)  And if you want it

アメリカの古本屋から、ネットで注文したマイク・ロイコの本が届いた。のは、いいのだが。
開いてみたら、思いっきりNYの図書館のスタンプが。
・・・と、盗品等関与罪?
・・・・・・・・・・・・・ま、いっか。

昨日読み終えた本'Sience-Fiction Carnibal'(edited by Fredric Brown and Mack Reynolds)はヤフオクで入手したペーパーバックの古本だが、何と読んでいる最中にまっぷたつになってしまった。時々開いて伏せておいたのに耐えられなかったらしい。それもその筈で、この本は1953年出版の1957年版なのだ。
昨年フレドリック・ブラウンの'The Wench Is Dead'をアメリカの別の古本屋から取り寄せたが、1954年版のその本は、未読の状態であったし、注意して読んだにも関わらず、読後には背が割れてページも抜け落ちる寸前だった。
しかし、こういう本が、この読後の状態が、実に何とも見ていて愛しい。「わたしの本」という気分になる。特に'The Wench Is Dead'(ちなみにかなりの希少本)は、最初は手付かずのきれいな状態から、私に読まれることで見事な古本と化していったわけで、私の読書の痕をくっきりとのこしている。

「モノ」はいらないと常々思い、何でもしょっちゅう捨てたりあげたりしているが。たまにこういう、見ているだけで嬉しくなる物もある。
と、言いつつも。将来誰かがこれを本当に欲しがれば、あげちゃったりするのが私なのだけど。気前がいいのではなく、何かしっかりと理由がつけば、モノを手放す機会は逃さないのだ。

何にも持たないのが理想なのだ。スーツケースひとつで引越し出来る状態が。
そんな私が未だに唯一大量に抱え込んでいるのが本であり、先日またかなり処分したが、それでも900冊近くある。捨てたい欲望と、並べて見ていたい気分の間で揺れている。

And if you want it (もし誰かが欲しがれば)  *Let It Bleed / Rolling Stones (1969) の歌詞。



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