Rocking, Reading, Screaming Bunny
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Far more shocking than anything I ever knew. How about you?


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*名前のイニシャル2文字=♂、1文字=♀。
*(vo)=ボーカル、(g)=ギター、(b)=ベース、(drs)=ドラム、(key)=キーボード。
*この日記は嘘は書きませんが、書けないことは山ほどあります。
*文中の英文和訳=全てScreaming Bunny訳。(日記タイトルは日記内容に合わせて訳しています)

*皆さま、ワタクシはScreaming Bunnyを廃業します。
 9年続いたサイトの母体は消しました。この日記はサーバーと永久契約しているので残しますが、読むに足らない内容はいくらか削除しました。


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2007年07月24日(火)  Death Is A Lonely Business

前から欲しかった絶版のSFアンソロジーをヤフオクで入手して読んでいる。中に入っているブラッドベリの「万華鏡」は、既に彼自身の短編集で読んだ作品だが、もう一度読む。想像力のたくましい者なら、正気では読めないような話だ。始まった瞬間にもう救いがない。一行目で宇宙船が裂けて、乗組員全員が宇宙空間に投げ出される。
ブラッドベリを読み出したのはローティーンの頃で、その頃は気づかなかったが、このひとは、ぽっかりと口をあいた深淵ばかりを書いている。「死ぬ時はひとりぼっち」という恐ろしい長編も書き、これは私にきっちりとトラウマを残した。
ウールリッチは不信と疑惑と孤独を書き続けて死んだ。ブラッドベリは今高齢で生きている。私は彼が死ぬのが怖い。出来れば俗な幸福にまみれて死んでくれと、余計なことを願う。

Death Is A Lonely Business  *レイ・ブラッドベリの著書(邦題=「死ぬ時はひとりぼっち」) (1985)



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