Rocking,
Reading, Screaming Bunny
Far more shocking than anything I ever knew. How about you?
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*名前のイニシャル2文字=♂、1文字=♀。
*(vo)=ボーカル、(g)=ギター、(b)=ベース、(drs)=ドラム、(key)=キーボード。
*この日記は嘘は書きませんが、書けないことは山ほどあります。
*文中の英文和訳=全てScreaming Bunny訳。(日記タイトルは日記内容に合わせて訳しています)
*皆さま、ワタクシはScreaming Bunnyを廃業します。
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2007年07月16日(月) |
Show me a brand new way |
今日は世間は休日なんだな。でも私は12時から14時まで仕事。 13歳の女の子の授業だが、2時間中30分くらいはファッションのことを訊かれた。買ったけどどうしても合せられない服があるというので、見せてもらってアドバイスする。ああ、私もこの年頃は全く自分のスタイルが確立していなくて、常に自分の見た目に不満だった。今なら何がいけなかったのかわかる。要するにファッションとは、トータルコーディネートだということ。「私はこういう生き物です」という揺ぎない自信が肝心。 あとは「重心」ね。腰だよ、腰。
夕べbbsにアップしておいたブラーの'You're So Great'を繰り返し繰り返し聴いている。1997年に出たブラーのアルバム'Blur'の中で、この曲だけはグレアム・コクソン(g)の完全なソロだが、全く違和感なくアルバムに溶け込んでいる。 それにしてもこのギタリスト、ワザと狙ってるのかと思うほど見た目がダサい。'60年代アメリカの高校が舞台の映画に出てきそうな、ひょろひょろと痩せたひ弱なタイプで、カラクリ人形のように棒立ちで弾く。(←本当にそうだから見てみて) 彼がいるからブラーは大学の学祭バンドっぽく見える。 しかし。その音が。 ギター弾くってこういうことだよなあ、と思う。少なくとも私にとっては。
物心つく前に聴いた生ギターの「エストレリータ」、あの曲が原因でギターの音が嫌いになった私は、ロックにはまってからもかなり長い間ギターという楽器が心底好きにはなれなかった。今でも私は、ギターに関しては「リハビリ中」という感がある。そのせいか、ソツなくお上手なギタリストが苦手で、クラプトンよりニール・ヤングのギターの方がずっと好きだ。 そんな私に、グレアム・コクソンのギターは、また今までにない快感を与えてくれる。 荒い勢いのあるヘタクソなギターも大好きだが、それとは全く違う、地味な謹みのある「品のいい」ギター。狡猾で遊び好きなデーモン・アルバーンの「あざとい」ブラーをつくるのに欠かせない、控えめな知性。 自己主張の薄いギタリスト―――こんな人もいるんだなあ。
Show me a brand new way (今までにないやり方) *Where'd You Go / Graham Coxon (1998) の歌詞。
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