Rocking, Reading, Screaming Bunny
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Far more shocking than anything I ever knew. How about you?


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*名前のイニシャル2文字=♂、1文字=♀。
*(vo)=ボーカル、(g)=ギター、(b)=ベース、(drs)=ドラム、(key)=キーボード。
*この日記は嘘は書きませんが、書けないことは山ほどあります。
*文中の英文和訳=全てScreaming Bunny訳。(日記タイトルは日記内容に合わせて訳しています)

*皆さま、ワタクシはScreaming Bunnyを廃業します。
 9年続いたサイトの母体は消しました。この日記はサーバーと永久契約しているので残しますが、読むに足らない内容はいくらか削除しました。


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2007年05月10日(木)  A farewell swan song

飯田橋の企業で授業をした後、中央線でそのまま西荻ロックバーBCへ。23時から電話英会話の授業があるので、それまで小一時間飲める。
入店したらビートルズ。チンザノ2杯とラッキー・ストライク数本。リクエストなし。お隣のお客のリクエストはビーチ・ボーイズの'Pet Sounds'―――このアルバムが先月号のレコード・コレクター誌で評論家たちが選んだ'60年代ベスト100アルバムの一位なのだという。・・・玄人ウケする選択だなあ。
「確かにいいアルバムだが、一位ってことはないだろう」とマスターが言う。私もそう思う。

じゃあ私なら何を選ぶんだというと。
私の趣味は大半が1970年(何故か一番好きなアルバムが集中している)以降なのだが、自分で書いたベスト20アルバムを見る限り、'60年代でトップに来ているのはローラ・ニーロの"Eli And The Thirteenth Confession"ということになる。しかしこの"best 20 albums"は、1アーティストにつき1枚を基準にしているので("best 100 songs"もそう)、そういったことをはずして考えると、例えばビートルズのアルバムの殆どは、'60年代のかなり上位に入るだろう。

ただ、「'60年代」と聞いて真っ先に浮かんだのは、何故かキング・クリムゾンの"In The Court Of The Crimson King"(1969年)だった。'60年代の終りに、息を引き取る間際の美しい白鳥の歌を歌っていたビートルズの傑作"Abbey Road"を、「無名の新人」であるキング・クリムゾンというバンドが殴るようにしてチャート1位から引きずり下ろした、あの「大事件」とも言うべきアルバム。
その時の衝撃を、体験したかった。

A farewell swan song (死に際の白鳥の歌)  *One More Red Nightmare / King Crimson (1974) の歌詞。



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