Rocking,
Reading, Screaming Bunny
Far more shocking than anything I ever knew. How about you?
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*名前のイニシャル2文字=♂、1文字=♀。
*(vo)=ボーカル、(g)=ギター、(b)=ベース、(drs)=ドラム、(key)=キーボード。
*この日記は嘘は書きませんが、書けないことは山ほどあります。
*文中の英文和訳=全てScreaming Bunny訳。(日記タイトルは日記内容に合わせて訳しています)
*皆さま、ワタクシはScreaming Bunnyを廃業します。
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2006年10月02日(月) |
We're not the greatest when when we're separated but when we're together I think we're going to make it |
私は荷物が多いのが嫌いだ。だから昨日までの旅行も、バッグの中身は財布、ポーチ、着替(下着と靴下とキャミソール)、本だけだった。帰りの時点でも、例えばるみの通勤バッグの1/3の軽さだと思う。(るみは、いわば「一緒に遭難したい人No.1」だ。バッグには常に、水、食物、バンドエイド、頭痛薬、その他何もかも入っている) 移動中は必ず本を持つが、旅行中は英語のペーパーバックが多い。日本語より読むのに時間がかかるから数日もつし、何より軽いからだ。
今回持っていったのは'Xenophobe's guide to the English'───イングランド人の気質をかなりシニカルかつユーモラスに書いている。この本が嘲笑しているイングランド気質こそ、私がロンドンを愛してやまない理由であるから、笑って読んでいたが。 'Clubbability'という項目にふーんとなった。曰く、'They are never happier than when they are surrounded by a group of people with whom they either have, or affect to have, everything in common. For this reason English life is enriched with clubs and societies,' (後略) ふーん?という感じ。イングランド人は、全てが共通する人々に囲まれているのが最大の幸せだから、やたらとクラブを作る? 言われてみればそうかな?くらいの認識だった。 ところがその次の項目'Class'の冒頭を読んで、あっとなった。'Their class is the largest club to which they belong.'───階級こそは、最大のクラブである。 ああ!そうか、そうなんだ。階級って、身分の違いはきっかけでしかないんだ。どうしてイングランド人たちが、中産階級と労働者階級で、これでもかというくらいに使う単語から読む新聞から見るTV番組から変えるのかが不思議だった。好きにすりゃいいじゃないかと思っていたのだが。あれって好きこのんでわざわざやっていたんだ。自らのクラブの特徴にのっとり、他のクラブ構成員達との共通点を強調すべく。自分の属するクラブをことあるごとに知らしめたいんだ。 ・・・うわー、目から鱗が落ちた。 以前にオアシスのノエル・ギャラガーが、ブラーを批判して、「奴らは何だかんだ言ったって結局中産階級だ。ホンモノのふりは出来ない。俺達はホンモノの労働者階級だから魂が純粋だ」と言っているのを聞いて、さすがノエルって(純粋な)アホだなあ・・・と思っていたのだが。 きっとこれを聞いた殆どの労働者階級が、我が意を得たりとうなずいていたに違いない。
この後に続く'Placing Each Other'という項目にはこうある。'Nothing upsets an English person so much as not being able to 'place' another ─ or worse, making a mistake about someone's social position.' 誰かの階級を見分けられない──まして間違うのは最悪の事態だ、って。 ・・・うわー。
このシリーズ、何と'Japanese'もあるのだ。 ・・・絶対読もうっと。(おお怖)
We're not the greatest when when we're separated but when we're together I think we're going to make it (一人ずつだとたいしたことないけど、皆一緒ならやれるさ) *The Conternders / Kinks (1970) の歌詞。
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