Rocking,
Reading, Screaming Bunny
Far more shocking than anything I ever knew. How about you?
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*この日記は嘘は書きませんが、書けないことは山ほどあります。
*文中の英文和訳=全てScreaming Bunny訳。(日記タイトルは日記内容に合わせて訳しています)
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2006年06月13日(火) |
You need to be yourself. You can't be no one else |
昨日mixiのレッチリのコミュに、新譜を批判的に捉えたトピックが立った。私もたまたま最初の頃に書き込んだが、これがあっという間にかなりの数の書込みがあって、新譜に疑問を感じていたファンがこんなに多いかと実感させられた。皆レッチリが心底好きで、なのに新譜がどうしても納得いかず、我が事のように悩んでいる。批判的な意見の殆どが、痛切な愛情や、捨てきれない信頼を感じさせる。2、3むかっときた意見はどれも内容のない空虚な賞賛だった。
書込みのひとつに、フランス語のサイトを貼ったものがあった。自動翻訳にかけてみたら、どうやらレッチリがトム・ペティを盗作したと言っている。問題になっているらしい曲を検索で探して聴いてみた。1993年の'Mary Jane's Last Dance' 聴いた瞬間、思い出した。これはいつだったか、元ダンナが好きだと言ってPVを送ってきた曲だ。どうりで。 どうりで'Dani California'を初めて聴いた時、どこかで聴いたような気がした筈だ。────そっくりだ。
検索してみたら、6/2には既に音楽ニュースに流れていて、アメリカでは結構な話題になっているようだ。'Complete rip off'(完璧な盗作)という容赦ない見出しがついている。あちらのラジオ番組では、ふたつの曲を重ねて流し、リズムもコードも展開もぴったり一致するのを聞いて大笑いしている。歌詞まで同じだと嘲っている。確かに詞も似ている。 このふたつの曲はサビだけが全く違うが。まさしく'Dani California'は、サビでいきなり曲調が変わるのだ。そこだけ別に作ったかのように。 これは盗作だ。意図したかどうかは別としても。
すっかり気分がささくれだつ。 「盗作」自体はどうでもいい。ドアーズの'Hello, I Love You'が、キンクスの'All Day And All Of The Night'の盗作と言われ、謝罪させられているが、別にどうとも思わない。 オアシスに至っては、開き直りを超えている。ノエルは、自分から堂々とこう言うのだ。「例えば'Supersonic'の間奏のギターは、ジョージ・ハリスンの'My Sweet Lord'に似ている。だけど真似したんじゃない。自然に浮かんだんだ。似てたからって何だ。あっちが盗んだんだ。俺が訴えてやる」───聞いていると、おかしなことに胸がすく思いすらする。(関係ないが、'Supersonic'はギターフレーズも含めて、'My Sweet Lord'の数倍優れた曲だと思う)
だがレッチリに関しては。この微妙な時期────4年ぶりの新譜、何故二枚組なのか、シングル・カットの曲が何故日本の映画の主題歌なのか、何より新譜自体の出来、色々な疑問が解決しないうちにまた余計な雑音がひとつ加わって、すっかりうんざりした。 要するに私は、この盗作問題を鼻で笑えるほどには、今度の新譜を愛していない。それをはっきり気づかされてしまったのだ。
こんなつまらないことが、大切な恋を損ねるのか。 そう、レッチリとの関りかたはまるで恋愛みたいだ。そしてこれは私に限らず、レッチリのファンは皆そうだ。だから、新譜の意見を出し合っているだけで、すぐ感情的になって一触即発の雰囲気となる。
You need to be yourself. You can't be no one else (おまえの流儀でいけ。誰の真似もするな) *Supersonic / Oasis (1994,4,11) の歌詞。
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