Rocking,
Reading, Screaming Bunny
Far more shocking than anything I ever knew. How about you?
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*名前のイニシャル2文字=♂、1文字=♀。
*(vo)=ボーカル、(g)=ギター、(b)=ベース、(drs)=ドラム、(key)=キーボード。
*この日記は嘘は書きませんが、書けないことは山ほどあります。
*文中の英文和訳=全てScreaming Bunny訳。(日記タイトルは日記内容に合わせて訳しています)
*皆さま、ワタクシはScreaming Bunnyを廃業します。
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2006年04月06日(木) |
There's nowhere else on earth I'd rather be |
目白のフォーシーズンズで働いているお客さまがご来店。前にも何度かいらして下さっている。 都内のホテルは帝国、オークラ、パークハイアット、ニューオータニ、センチュリー、プリンス、ワシントン、ヒルトン、その他色々行ったことがあるが、中でも、母が泊まった時に行ったフォーシーズンズが一番好きだ。館内や客室も気に入ったが、何といってもスタッフがいい。レストランで一人で朝食をとった時など、スタッフのさりげないスマートな、しかし親しみのこもった接客にぐっときてしまった。これぞ「洗練」という感じ。日本の多くのホテルのスタッフは「上品」と「上品ぶる」を混同しているが、フォーシーズンズのスタッフは、礼儀正しく且つ愛想良いのだ。 実際このお客さまも、かなり若いのに言葉づかいに品があって、普通に喋っていてもどこか「きちんと」している。そして、私がフォーシーズンズを褒めると、とても嬉しがる。自分の職場に誇りを持っているのだ。
「私は自分の仕事に誇りを持っているんです」というセリフを翻訳小説の中でよく目にするが、日本の小説の中ではまず見かけない。実際に周りを見渡しても、「今の職場を辞めたい」という人はいくらでもいるが、職もしくは職場に誇りを持っているという人など殆どいない。 これはもう個々人というより、職場そのものの問題だと思う。職場が、誇りを持てる場としての責任を引き受けてくれないのだ。
本来接客業というのは一番誇りを持ってやるべき仕事だと思うが、現実には日本の接客レベルはかなり低いと思う。その最たるものがコンビニで、これはもう実例を書く気にもなれない。(ちなみに田舎のほうのコンビニだと、家族だけでやっているところが多いので、この限りではないが) しかし、では全員に教育が行き届いていればいいかというと、ブックオフにおけるあの恐ろしく画一的な没個性の接客も神経に障る。
実際に接客をしていて思う。大抵のことは笑顔と愛想の良さがあれば許される。それが不足している接客スタッフが多過ぎるのは、結局彼らが自分の仕事に全く誇りを持てないからだ。「俺は本来こんなことをしているべき人間じゃないんだ」と顔に書いてある。それを見せられる客の方こそいい迷惑だ。
There's nowhere else on earth I'd rather be (こここそ僕の居場所) *Swearin' To God / Four Seasons (1975) の歌詞。
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